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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
杉山です。
10月30日にまとめられ、麻生総理大臣が記者発表した 「生活対策」についての概要は、下記に示されています。 http://www5.cao.go.jp/keizai1/2008/081030gaiyou.pdf わたしたち4つ葉プロジェクトに関連する具体案としては、 3.生活安心確保対策 ― 国民の生活不安の解消のため、消費者政策の抜本的強化等と ともに、104万人程度の介護人材等の増強、出産・子育て支援、 障害者・医療・年金対策を推進する。 ○消費者庁の創設など消費者政策の抜本的強化等 (消費者庁の創設、地方の消費生活相談体制の強化、食の 安全対策の強化、悪徳商法・振り込め詐欺対策の推進など) ○介護従事者の処遇改善と人材確保等<介護人材等の10 万 人増強> (平成21年度の介護報酬改定(プラス3.0%)等による 処遇改善、介護人材等の緊急確保対策の実施など) ○出産・子育て支援の拡充 (「安心こども基金(仮称)」創設によるサービス緊急 整備、「子育て応援特別手当(仮称)」の支給、妊婦健診の 無料化等に向けた取組の推進など) ○障害者支援の拡充 (障害者基金の延長・積増しなど) ○医療・年金対策の推進 (医療体制整備、新型インフルエンザ対策強化、年金記 録問題への対応など) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そして、財源はどうよ?というところまで 言及されており、下記のように消費税を含む税制抜本改革 について早急に着手し、2010年後半までに段階的に実行 する旨が書かれています。 ○社会保障安定財源の確保 社会保障制度については、その機能強化と効率化を図る 一方、基礎年金国庫負担割合の2分の1への引上げに要する 財源をはじめ、国・地方を通じて持続可能な社会保障制度と するために安定した財源を確保する必要がある。このため、 経済状況の好転後に、年金、医療、介護等の社会保障給付や 少子化対策に要する費用の見通しを踏まえつつ、給付に見 合った負担という視点及びこれらの費用をあらゆる世代が 広く公平に分かち合う観点から、消費税を含む税制抜本改革 を速やかに開始し、時々の経済状況をにらみつつ、2010 年 代半ばまでに段階的に実行する。 その際、国民の理解を深めるため、現在行われている歳出 の無駄排除と行政改革を引き続き行うとともに、社会保障 給付とその他の予算とは厳密な区分経理を図る。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ここに年金、医療、介護と一緒に少子化対策が含まれたこと は、ひとつの成果と言えるかもしれません。 また、時期が示されたのも初めてではないかな? 2010年に向けて、わたしたちが納得できる制度をつくって もらうためにも、学び続けたいし、考え続けたい。 そして、みんなと議論を深めたいし、機会がある限り、 自分の考えを自分のことばで伝える努力を続けたいと、 思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 2, 2008 09:19:53 AM
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