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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
杉山です。
昨日、一昨日は、岐阜で行われた子育て支援者養成講座 に報告者として参加してきました。 WACのみなさん、NPO法人くすくすのみなさん、 お世話になりました。 一昨日は夕方に岐阜入りして、夜の懇親会から参加させて もらったのですが、富山のこのゆびとまれの惣万さんや 三重の多胡さんなどとお目にかかり、つくづく 「迫力が違うな」 と、感じた次第です。 この迫力の違いは何だ? 「老い」は、やっぱり恐い。 子育ての大変さに対する恐さなんかより、全然、恐い。 肉体がどんどんと衰えていく人をそばで見守る。 そして、看取りまで自分の仕事だと思っている。 究極の「ケア」。 それを引き受けているNPO法人の代表者 にくらべると、子育て支援は、甘っちょろい。 私の周りの子育て支援は特に、ピアだったり、当事者性 だったりを大事にしているので、例えば 障がいを持った子どもたちや親のケアとか、 虐待を受けて深く傷ついた子どものケアとか、 親の再生のサポートとか、 そういう切実度の高い子育て支援の方たちとのおつながりは さほど持てていない。 切実度の高さが、事業度の高さにも通じる・・と 思う。 そういう意味では、介護系の人やNPO中間支援の人たちが 「子育て系は何をしているんだ」 と言われる意味が、だいぶわかってきた気がしています。 NPOの専門性といったときに、何を「専門性」として見せるか。 かといって、今、全国的に広がっている子育て支援の 動きは、まったく間違っていないと思うし、絶対必要なことだ とも思っているのです。 正直、どっちでもいいんちゃう?? どっちかひとつである必要は全然なくて、 やりようはいくつもあったほうがいいし、 ただ、目的と計画をしっかり持つことは大事。 自分が何をやっているのか、自覚して動くのも大事でしょう。 ちゃんと事業にしたいと思うなら、このやり方では無理 ってのは、はっきりあるわけで。 そのあたりの見極めも必要になってきているなーと 思うこのごろです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 12, 2008 10:52:16 AM
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