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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
杉山です。
ときどきリフレインするフレーズは、 神谷美恵子さんの詩の一文、 「何故私たちではなくてあなたが? あなたは代って下さったのだ、」 です。 この年末年始、仕事も寝る場所も失ってしまった人 のことを、「自己責任でしょ」と切り捨てることは 到底できません。 「努力が足りないのだ」なんていうほど、わたしは 自分に自信はないのです。 「気の毒」と、他人事のようにおしまいにすることも できません。 「これはわがこと」。 本人ではないので、リアルに受け止めることは難しい けれど、 それぐらいの認識で、苦しんでいる人たちの ことを思いたいと思うのです。 ・・・・・・・・・・・ わたしは、こんなふうではなく、あんなふうに話を聞いて もらって、返答をしてもらうのが、うれしかったり、 すんなりストライクゾーンに収まるのだな・・・と いうことを、かみしめたりしました。 もちろん、これは個性なので、人ぞれぞれストライク ゾーンは違うし、 わたしのストライクゾーンにきちんと球を返球できる人は、 そうとうの人で、誰もにそれを望んでいるわけではない のだけれど、 わたしだって、そのひとのストライクゾーンにばっちりの 返球ができるかどうか、あやしいもんですから。 わたしのように、 「いま、つらいの」 と言った時、 「そう、つらいのね」 とか 「わかるわかる」 と言われても、ちっとも「つらさ」から解き放たれない人も いるかもしれない、と、思いいたりました。 もちろん、同じ目線に立ってもらうことで ほうっとすることもあるけれど、 「あなたは」を主語にした、 まったく別のアプローチがあるのかもしれない ということに気づいたりしたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 7, 2009 11:47:40 AM
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