杉山です。

昨日、中野にお店を出されたまついなつきさんの
ところに鑑定に行ってきました。

内容は詳しくは申せないんだけど（笑）、
「今年は、離婚してもおかしくないぐらいの大きな
　転換期」
と言われ、

「わたしいま、離婚してもおかしくないぐらいの転換期
　なんだって」
と夫に報告したら、

「お望みとあらば、・・・」
（わたしが好んで見ているフジテレビのドラマ
　『メイちゃんの執事』チックに）
と言われてしまった。

「いや。そうではなく、それぐらいの大きな転機だって
　こと」
と言ったら、
「そんなの、占いで見てもらわなくたって、そうじゃん」
と言われました。

そうっす。

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昨年10月に講演などで全国を飛び回った最中に風邪をひき、
その後ずっとのどの調子が悪く、ついには声が思うように
出せなくなってしまった。そんな状態が今も続いている。

商売道具なのに。

今年に入って医者に声帯を診てもらったら、
発声練習しなさいと言われたんだという話をしたら、

「そうでしょう。声が変わったと思った」
とまついさん。

「でも、前の杉山さんの声は刺さる感じがしたから、
　今のほわーんとなる声のほうがいいよ」
とにっこり。

「そ、そうかな」
とかすれ声でわたし。

「これまでたくさん出してきて、今はもう出すものなくなっ
　たってことじゃない？」
と話してくれた。


大昔、わたしがまだライター志望の専業主婦だったころ、
月刊「ぱそ」という超初心者向けパソコン誌で、まつい
さんが連載をされていたのを見たことがあった。

「いいなー、この人。子育てしながら、こんな楽しい
　イラストが描けて、文章がかけて、それがお金になって」

と思っていた、あこがれのその方と、こんなふうに
対峙して、こんなうれしい励ましをしていただくなんて。

（お互い、年をとるものねー・・・なんて）

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お店を出て、数軒隣の古本屋で、

発声練習の朗読テキストとして、
『聖なる言の葉』スタン・パディラ　編・画（中央公論新社）
と、

中村元さんの
『ブッダ入門』と
『ブッダの真理のことば・感興のことば』
を購入。

こんなすごい本が「ええー！！」というぐらい安いお値段で、
もうびっくり。

旅支度は着々です。


そして、どうして声が出なくなったか、ようやくわかった。

「人の話を聞けってことかな？」

とか、いろいろ考えたのだけど、

それだけじゃない。

「わたしはもう何も言いたくない」

と、思ってたんだと思う。


過去と現在と未来の
ネイティブの女性たちへ
愛と尊敬と良き精神とともに
本書を捧げます


と書かれた『聖なる言の葉』を
読みながら、わたしは声を取り戻そうと、思う。