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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
杉山です。
昨日の研修会、わたしはよほど集中していたんだろうと 思います。 「一人の母親として・・・」という言挙げさせられちゃっ たのと同時に、 なんかおりてきて、ペラペラしゃべっていたのは、 「子育てのつらさ」でした。 一人の時間が持てない、夫との会話がなくなる、 将来自分がどんな生き方をするのか、先が見えない等々、 確かにそのとおりなんだけど、大事なこと、忘れてた。 世の中は、だいぶ変わって、男女平等になり、 職場ではほとんど対等で、今や、面と向かって大きな声で 「子育てはお母さんがするものよ」 という人は、だいぶ減ってきています。 でも、子育てと家事のほとんどを、女がやっている。 現に、子育て支援の現場にいる女性たちは、 自分ちの家事・育児はほとんど自分がやっていると思う。 全然、ワークライフバランスじゃない。 団塊世代の前の世代ぐらいまででしょうか、 「子育ては女がするもの」と言って、そのとおり、 女がしてきた。だから、迷いがない。 ところが、「女の自立」のシャワーをザーザー 浴びた世代は、口では「友達夫婦」とかなんだかんだ 言ったところで、現実は、全然そうではない。 これって、ツラクない?? 言ってることと、やってることが違うじゃーん。 現に、ワタシは夜7時から始まる、 ワークライフバランスに関する国の会議に出席した こともあるし、 深夜、窓のない会議室で、「子育てによい環境は何か」 について喧々諤々語っている父親たちを目撃したことが ある(いやーん。だったら早く家に帰って、子どもと 遊んでよ)。 これは、まずいです。 こういう言行不一致、わたしは、つらい。 正直、できない。 若い人たちにそういう姿、あんまり見せたくない。 「ホンネ」と「タテマエ」は別だもんねー、みたいな 不誠実な態度は、なんだか、いやだなあ。 まずは、いくらいいこといったところで、やってない、 あるいはできないんじゃ、あまり意味がないんだよね・・・ ってところを押さえておくことから始めてみると いいのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 20, 2009 10:53:28 AM
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