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April 10, 2009
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杉山です。

マドレボニータの産後白書プロジェクトのみな
さんが、調査やヒアリングなどを行ってまとめた
産後白書が届きました。
(いつもありがとうね)

冊子そのものも、とても見やすく整理されていて、
「おお、マドレもここ数年でずいぶん洗練されて
 きているなあ」
と、感じ入りました。
(新しいパンフレットも美しい出来ばえ)
スタッフのみなさん、ご苦労様です。

内容については訴えるところがきちんと出ていて、
デザインとか見た目に流されるのではなく、
「核心部分については、マコさんが昔から思っていた
 理念が、ちゃんと根付いているのね」
と、頼もしく思いました。

女性は妊娠を知った時から、母になる準備を始める
わけですが、「出産」と「育児」はたぶん、別もの
なのだと思います。

「出産」が自分にとっての、からだを張った
最大のイベントで、それを上手に体験できてこそ、

次の「育児」にもスムーズに移行ができるのではない
かと思うのです。

産後の女性というのは、その「出産」の延長線上であり、
その体験を自身で味わいながら、

一方で
子どもの世話をし、この子にどんな未来が託せるかなー
みたいな夢や、わたしたち家族なんだねみたいな、
今までなかった連帯感を夫と子どもと共有したりと
いった「母」の面の両方をからだとこころとたましいと
いろんなレベルで味わうのだと思います。

そんな変化や思いがごちゃまぜにやってくるので、
ホルモンバランスの変化もあって、妙に泣けてきたり、
神経質になったり、自分で自分がよくわからない~
みたいな状況にもなったりするのだと思います。

日本という社会は、そうした女の人に添うような
デリカシーがほんと不足していて、
「ほれ、産んだ!よかったよかった」
「じゃ次は子育てだー」
みたいになりがちなのだけど、「子育て」を大事に
したいなら、なおのこと、母になったばかりの女性の
からだとこころの繊細な変化に配慮が必要だと思います。

産後の話ってぶっちゃけ、生々しい部分が多くて、
男のヒトは苦手かもしれない。

でも、先進国と呼ばれている国々では、
「妻の体験を共有したい」とか「理解したい」と
思って、そうした部分にもがんばって関心を向けて
くれる夫が増えているようです。

日本もたぶんそういう兆しはあちこちに現れている
と思います。

母当人も、できるだけ自分の気持ちや体の変化を
父親になったばかりのパートナーに、彼がわかる
ように伝える努力をして、しんどさを少しでも
軽くする努力をしていくことも必要でしょう。

これは、夫婦間の努力でしかどうすることもできない。

そこをサポートする世の中の仕組みをどう作るか
ってのが、社会の考えることでしょう。

「美しい母がふえれば、世界はもっとよくなる」
ってキャッチもいいね。
マドレボニータ、がんばってね。


個人的関心事としては、晩婚化が進んで、高齢での
出産が増えたことで、産後のサポートのニーズも
必要性も高まってきたように思うんですよね。

それが何なのか?
どの部分をより重点的にフォローしていかないと
いけないのか?
ってな検証がほしいなーと思います。

あと、ワーキングマザーも増えて、ストレス度が
昔とはまるで違うと思うので、そのあたりも本当
だったら声を拾ってあげて、
声を出せない人のかわりに外向けに発信してあげ
られたらいいな~と思います。


以前、わたしが
「子どもは歩きたいタイミングで上手にベビーカーから
 卒業させて、歩かせてあげないとまずいんじゃないか」
という話をして、
自分は息子が1歳半ぐらいのときにはベビーカーは
もう使えなかった(息子がおとなしく乗ってくれなかった。
でも十分歩けないから、そのつどだっこだっこで、
ベビーカーよりだっこひものほうが使用頻度が全然高かっ
た)等々の話をしたとき、

「それは杉山さん、あなたの出産年齢が若かったから
 できたことよ。今のお母さん、
 子どもを抱っこしたらすぐ腰痛めちゃう」
と子育て支援をしている方に言われ、
「そうなのか! 確かにそうかも!」と、
ものすごく感じ入ったことがあります。

子育てって体力いるから、
産後のサポートも、
いわゆる、巷でよくいう「癒し」や「体型維持」
「ダイエット」ではなく、「母」をやるのに
必要なプログラムがほしいですよね。

これも、母になる当人がそう自覚し、思わないと、
うっかり「癒し」や「体型維持」に走って、
「オンナ」部分ばかり強化して
(それは、傍から見るとかなりイタイし、結局のところ
 誰のためにもなっていない)、
素敵で賢いママになるチャンスを逃すことにも
なりかねないと思います。

産後の過ごし方の部分。
当事者である賢い母親たちと、理念や哲学とスキルを
もった支援者とで、新しい文化を創造していっていた
だけるといいなーと、願っています。







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Last updated  April 10, 2009 06:00:26 PM
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