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September 23, 2009
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こんにちは、杉山です。

書評に入る前にいくつかお知らせさせてください。

福島みずほ新大臣も言及されてらっしゃいましたが、
学童期の子どもの放課後の過ごし方についての勉強会を
このたび開催することになりました。

10月11日、日曜日の午後、大正大学にて、です。

わたしとしましても、久々の勉強会の開催です。
「久々に会いたいわ~」って方、お声かけてくださいましね。
ぜひ、ご参加ください。

詳細はこちらです。

そして。
先日、毎日新聞に新政権への注文を述べさせていただき
ました。

ご関心のある方は、こちらまで。
感想など、ぜひまた教えてくださいねさくら

それと、この9月から西東京市で保育付の母親向けの
連続講座の講師を務めさせてもらっています。
これは3年目になります。

新しい、素敵なハハたちとの出会いは、いつもいつも
わたしにエネルギーを与えてくれます。

新しい政権になって、混乱はあるだろう、だけど、「変わる」
ことへの期待も、ある。
選んだのはわたしたちなのだもの。
そんなすがすがしさや強さを、彼女たちから感じ取ることが
できました。

おととしの受講生は、その後サークルを立ち上げ、市民講座
に応募し、今度、彼女たちが企画する講演会を行います。
講座修了後、「第2子、生まれました~」なんて人もいらっ
しゃるし、彼女たちの姿は、まさに、子育て中であっても、
「ふつうの」お母さんであっても、等身大で、しなやかに、
こんなふうに活動ができるのね、ということを教えてくれました。

10月28日、ひばりが丘公民館にて、開催です。
テーマは
「今こそ見せてよ ママの底力」

ありがとね。
「思い」はちゃあんと、伝わるべきところに、伝わっている
んだなあ・・・と、じわっとくる瞬間です。

http://diary-sereno.cocolog-nifty.com/diary/2009/09/post-5a75.html

・・・・・・・・・・・

さて、書評です。

そんな母親向け講座の第3期の受講生たちに、先日
「家族」に関するおすすめの一冊を持ってきて、みんなの前で
紹介してくださいとお願いしました。

本を手にプレゼンしている彼女たちの美しいことったら。
本当にびっくりしてしまうほどでした。
いいね~(← オッサンかよ)。

詳細はこちら

ここでも紹介していた本を、今日はこの場でもご紹介
したいと思います。

河合隼雄 家族関係を考える 講談社現代新書
RIMG1163.JPG

人が楽しんだり、喜んだり、悩んだり、苦しんだりの
多くは、おそらく「人間関係」においてだと、わたしは
思います。

そして、そのコアになるのは、まぎれもなく「家族」。

確かに、そうだ・・・と、再発見するようなことがたくさん
書いてあり、うなずくことしきり。

そのいくつかをご紹介したいと思います。

夫婦と言う横の関係を結ぶ絆と、親子という縦の関係を
結ぶ絆とは、その性質がまったく異なっている。
それに、兄弟・姉妹という関係が加わってくると、家族
関係は簡単に「一体」としては把握できない複雑さをもっ
てくるのである。
(P40)

夫婦は「意志」で選ぶものであるのに反して、
親子関係は絶対的なものである。
それはいくら否定しても否定し切れない。

という「運命」。

河合さんはこれを「愛の十字架」と表現しています。
(うまいわ~)

ところで我が家は、相当な危機的状況を乗り越えて、
どうにかこうにか息子が大学生になり、いよいよ巣立ちの
時期を迎えようとしています。

そんなわたしたちにとっては、「家族の危機」の章が、
ほんと、ぴったりでありました。

危機が生じたとき、その重荷に耐えていると不思議な
転回点がくるものである。


という言葉が、ふっと腑に落ちたり、

「いけにえ」という文字が、妙に迫ってきたりします。

自己犠牲を伴わない自立は偽物である。

自立に伴う自己犠牲についてまったく自覚のない人が、
強い自立志向をもつと、その家族の中から思いがけない、
いけにえを出さねばならない。



「子どもがかわいい」と、世の母はいつも言います。
それは、「わたしの人生に彩りを添えるもの」だから、
「かわいい」(←「ママらしさ」を表現するコトバとして)。

ではありませんか?

「子どもがしんぱい~」って、それは、真に心配している
のではなくて、

心配している自分にうっとり、
心配している自分が好き


なだけではありませんか?

世の中は、そんなに甘くはありません。


自己を生かそうとするものは、自己犠牲を強いられる。
これは不思議なことであるが、事実なので仕方がない。

自立に伴う犠牲について、長い歴史の間に自覚してきた
欧米人と異なり、日本人が急激に安易な自立をはころう
とすると、家族の誰かが犠牲になる。
しかも、それはいけにえの血を要求されることが多く、…

(P140)

「あれはまさしく、いけにえの血の要求であった」
と、あの日あの時のわたしたち家族の日々を思い出します。

神さま、もう二度と御免です!

と、お祈りしたくなるほどに。

とはいえ、まだまだ、いろいろあるのであろうなあ~~
と、額に手をやったりもしているわけですが。

そんなふうに、人生にはいろいろな節目があって、
その都度その都度を乗り越えていくためには、やっぱり
いろいろな味方が必要で、この本は、わたしにとっては、
心強い「味方」になってくれる、一冊なのです。





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Last updated  September 23, 2009 08:34:41 AM
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