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カテゴリ:愛媛・山里通信 鷲野陽子
愛媛県のわしのです。山口県・光市で行われたアースデイに行ってきました。
希少な自然の残る瀬戸内海。 その恵みに支えられた太古からの暮らし。 森もまた、海の恵みを約束する 「魚つき林」として認識され始めています。 海も山も、生き物すべてその命の輪の中で生きていることを 私たちの先祖は知っていたのでしょう。 瀬戸内海の西玄関だった、上関町の島にある田ノ浦海岸には、 西日本最大級といわれている縄文遺跡があります。 1万2千年以上続いた縄文時代には 持続可能な暮らしがあったはずです。 今、瀬戸内海の自然海岸はわずか2割。 その中でも最も希少な藻場で、 生物学的なホットスポットでもある田ノ浦。 ここに今、日本で56基目になろうという、 新規の原子力発電所建設が強行されようとしています。 建設予定地からわずか3・5キロ。 小さな島「祝島」のおばさんは言います。 「ここが好き。ここで死ぬるまでいたい」 「これまで世話になってきた海を、金には代えられん」 ホットスポットの埋め立ては、二度と取り戻す事の出来ない 生き物の損失を意味します。 http://blog.shimabito.net/生態系の頂点に立つ、私たちの足元がぐらついている。 何万年も、その毒性を失わない核廃棄物を未来に残しながら もっと豊かな暮らしを求め続けるのか・・・? 『核の無い世界』と『生物多様年』はここで深く結びつき、 意味を持っています。 私たちが日々慈しみ、大事に育てているのは『未来』。 子どもたちが命を繋いでいく、その未来に 「何を残して」 「何を残してはいけないのか」 真剣に向き合うときが来ていると私は感じています。 私は、都会で生まれ育ちました。 膨大なエネルギーを消費する暮らしの中にいたから、 いま、思うことがあります。 このままの大量消費生活が続けば 世界は持続不可能です。 私たちはどう暮らすのか。 未来から、未来への提言。 こどもたちのメッセージは、警鐘を鳴らしています。 http://www.youtube.com/watch?v=uOlZsdAYMKI お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 22, 2010 10:54:42 PM
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