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カテゴリ:コマームスタッフより
はじめまして、コマームの永田です。
入社して1年3ヶ月で、児童センターに勤務しています。 私は幼稚園・保育園ともに勤務経験がありますが、 同じ子どもに関わる仕事だけれども仕事内容や 子どもの生活の場としての違いなどを感じていました。 今は児童センターで2・3歳のお子さんと保護者を対象にし、 遊びや製作・体操などを行う幼児クラブに携わっています。 今月6日の新聞では、政府の「子ども・子育て新システム」 に関する中間報告でこども園について書かれていました。 幼稚園、保育所を全廃し、幼保を一体化した施設を こども園とする方向でしたが、一部移行を望まない幼稚園 はそのままの様です。幼稚園側に配慮し総合施設に 0~2歳の預かりを義務づけず、0~2歳児対象の 保育所は保育所のままこども園の指定を受けるとのこと。 待機児童問題解消にどれほどの効果があるのかわかりませんが、 それに関わる子ども・保護者・保育者すべてにメリットがあるように 調整をしていってほしいと願います。 この記事を見て、 自分が学生時代に実習に行った幼稚園を思い出しました。 千葉県にある幼稚園ですが、幼稚園と保育園の園舎が一体 となっている興味深い施設でした。木でできた大きな一軒の家の様に 園舎というイメージからは離れていて、食堂が中心にあり、 それを境に中で幼稚園と保育園が分かれています。 幼稚園の中では一応クラスが決められていますが、 部屋で仕切られることなく、年齢の異なる子どもが 共に生活できるように工夫がされていました。 園庭では幼稚園の子も保育園の子も一緒に たくさんの自然の中で遊ぶことができます。 子どもたちは幼い子や他の人に対する思いやりがあり、 とても素敵な幼稚園だなと思いました。この幼稚園の 前身は無認可の保育園だったそうです。 園長先生の熱意や保護者・地域の方のご理解で、 このように幼保がうまく一体化した施設になったものだと考えられました。 子ども園の構想についていろいろなところから問題点が挙げられています。 幼稚園の月謝や保育料の違い、経営における経理や職員、 補助金などの問題etc・・・国の管轄も違うことから 幼保一元化のバランスをとるのも難しいでしょう。 しかし、子ども・子育て新システムに掲げられているような 理想的な社会にするには無理だ駄目だと言っているわけにはいきません。 先に書いた幼稚園の例のように、携わる人間が努力してこその実現だと思います。 私は幼稚園・保育園から離れ、違う立場でまた幼児に関わる仕事をしていますが、 その環境を良くするのは行政などの仕組みだけでなく 周りの環境や人によることが大きいと思いました。 たくさんの子どもや保護者の前に立ってみて、 自分は人に何か教えたり模範となったりするような人間には とても感じられませんが、何か少しでも良い経験をさせたい・ 楽しんでもらいたいという情熱を持って接していきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 22, 2011 04:52:25 PM
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