|
カテゴリ:カミサマの話
まず、番組サイトはコチラ。
まだ押さない15歳の女の子達が 知覧の特攻隊員さんたちの御世話をする。 特攻隊員さんたちも、年齢的には20~23歳位だ。 彼女達は、明日には出撃するかもしれない 兵隊さん達に ひたむきに、自分の出来る事はなんだろうと模索しながら 23日間を過ごして行く。 この夏、靖国神社の「遊就館」を拝謁させて頂いた私は 興味深くこのドラマを観ていました。 何回か泣いちゃいました…。 ドラマの構成的には、結構、新鮮でした。 こういう造りの番組が もっと有ってもいいと思います…。 当時43歳だった、ある女性が 基地から命じられ、基地に駐屯している方々に 食堂、という形で心の拠り所となっています。 その方の追想で、宮川さんと滝本さん、という御二人の名前が出てきます。 >出撃する前夜の6月5日一緒に隊を組む >仲よしの滝本恵之助曹長と二人で私の食堂に来られました。 >宮川さんは[あした出撃だ]とごきげんでした。 >帰りがけに >「おばさん、あしたも帰ってくるよ。 >ホタルになって滝本と二匹でね。 >追っ払ったらだめだよ」と冗談のようにいわれました。 >食堂にくるとき、どこかでホタルでも見かけたのだろうと、 >そのときは気にもとめていませんでした。 滝本さんは視界が悪く、 何度も何度も宮本さんに 「おまえは帰れ」と合図を送られ 帰還した6月6日の夜のこと。 多分、滝本さん御自身の心の中は 色んな御気持ちで一杯だったことでしょう…。 > 夜の九時ごろでした。 >食堂には娘二人と滝本さんの三人。 >奥の広間には私と遺書を書いている隊員が七、八人おりました。 >すると食堂の方で、娘が >「あっ宮川さんよ。ホタルになって帰ってきた」と叫びました。 >一匹のホタルが開けていた食堂の玄関から、すーっと入ってきたそうです。 >もう大騒ぎ。滝本さんはびっくりされた様子でした。 >私は「みなさん。宮川さんが帰っていらっしゃいましたよ」といい、 >全員で「同期の桜」を歌いました。 >ホタルは長い間、天井のはりに止まっていましたが、すっといなくなりました。 この逸話をネットで見つけた時は、切なかったです。。。 知覧からの神風特攻隊であり、色んな御事情で この平成を生きていらっしゃる80歳過ぎの方々のインタビューも 番組内で有りました。 「死にたいと心底思ってる人は居ない」 そうだよね… だからこそ、 だからこそ 特攻隊員の方々は、ありったけの思いを込めて 両親や恋人に、兄弟に丁寧な手紙を残して行ったと思う…。 隊員さんが 何も言わなくても相手が「行間を読む」繊細さを信じて。 就遊館に保存されている遺書とか 生で読ませて頂くと胸が詰まる。 誰もこんなことして日本が「大勝利」なんて思ってなかったろう。 特攻なんて、エリートでないとなれなかったんだから。 平和って大事、なんだよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[カミサマの話] カテゴリの最新記事
|