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カテゴリ:ドゥマゲテのおもしろい店
ドゥマゲッティーですべてオーガニックで
しかも聾の方々が手作りで野菜やハーブ ベーコン、ハム、ソーセージ、マンゴージャム、ピューレ 卵、ウズラの卵、ピクルスなどなど売っているお店がある。 http://ameblo.jp/yuicebu/entry-12029628219.html そこのオーナーであるカナダ人にお店で出会い いろいろ話をし、その真摯な思いや行動力、ピュアな思いに 魅かれ実際に農場を見学しに行った。 ドゥマゲッティーの街中から1時間ほど行った サンボアンギータの山合いに彼の自宅兼農場兼実験畑はあった 自宅の裏庭に実験的ハーブ畑、野菜畑があり 今は乾季なので水を引いて来るのが難しく 雨がほとんど降らないのでなかなか難しいが それでも様々なハーブが育っている フェンネル、セージ、バジル、ステビア ローズマリー、ミントなど 彼の自宅の裏庭はドラえもんのポケットのように 様々なものがあり、同居している ウズラも裏庭で600羽飼っている 鶏も300羽はいる 豚ちゃん達もソーセージやハム用にもちろんいる すべて丹精込めて育てている そのせいか豚が艶やかで生き生きしている 申し訳ないが美味しそう あーー美味しいハムエッグが食べたくなった 人間はなんて残酷で勝手な生き物であろうか 広大な敷地内にはマンゴーの木も多くあり その取って来たマンゴーをこれまた自宅の裏で 聾の方々がジャムにしたりピューレにしたり加工している。 マンゴージャムやピューレにはカラマンシーという シークワーサーのような小型のライムのような柑橘類の 果汁も入っていて それがまさにフィリピンの最高のマリアージュ 甘いだけでなく、上品な酸味も効いていて 絶品ジャム、ピューレ 日本で売り出しても売れると思う。 1人を除く従業員全員が聾の人で 聾の方が店もやり、ジャムなどを加工し 豚の解体やソーセージ作り 野菜の収穫まですべてこなす 何故このオーナーは聾の方の雇用にこだわっているのかな? と素朴な疑問を持っていたのだが 彼の前職を聞いて驚いた 彼はずっと耳鼻科医で補聴器を作るスペシャリスト 聾のスペシャリストだったらしい リタイアした今も彼のライフワークは終わっていなく さらにリタイア先の彼の母国とはまったく正反対ともいえる 常夏の国でライフワークをより磨き 新しい試みを始めた(カナダのトロント出身) 患者で終わらせるのではなく 雇用を生み出す その人たちの生活を一緒に支え、共に豊かになっていく試み ただでさえ雇用がないフィリピンの田舎でハンディキャップを持って いる人の雇用状況、生活状況は悲惨だということは容易に想像がつく。 彼ら、彼女らの屈託のない笑顔、素振りを見ているだけで どんなに今が幸せな状況であるかを感じることができる リタイアしても尚も情熱を持ち偉大なことに挑戦し続ける 彼の姿からは老いは感じられない お世辞ではなく輝いているので、畑に行った後も何度か彼に街中や ショッピングモール内でばったり出くわしたが、すぐに彼だとわかる 自分のやっていることに何の疑いもなく、突き進んでいく姿 自分が人に必要とされ、無償の心でそれにこたえ、 自分の持っているすべてを与える人が持つ清々しさ それでいて奢ったり、鼻息荒く、暑苦しいなーと感じるところは微塵もなく あくまでも穏やかで静かな情熱を持った姿 いずれ僕もそういう人になりたい 雨にも負けず、風にも負けずに似た何かがあると感じる ドゥマゲッティーに宮沢賢治がいた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年06月07日 10時02分09秒
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