カテゴリ:考えごと・所感
今日、日本の友達から、
「日本は紫陽花の美しい季節、 今日も東京はシトシト雨が降っていました。」 という書き出しのメールをもらった。 とたんに、雨の湿った空気の中、 色とりどりの紫陽花がたたずむ風景が 目に浮かんだ。 日本。 いつも湿った空気感とともに、 四季折々の美しさを持つ日本という国を思い出す。 日本にいるときは何も思わなかったのに、 離れてみると、想像の中の日本はなぜかいつも美しい。 済南の黄河のそばに住んでいるつばめに宛てて、 友達はこう言う。 「中学か高校の地理の時間に習った土地が 実際に目の前に存在し、そこにあることに、 僕は驚きと感動を禁じ得ません。」 なるほど、そう言われてみれば、そうかも。 つばめもまさか、教科書で習った黄河の 雄大な流れのそばに身を置くことになるとは、 社会の授業で勉強している時には思いもしなかった。 そんなふうに考えると、 この毎日がすごくワクワクしたものであるはずだ。 悠久の歴史のそばに、今、たたずんでいるのだから。 人間の想像っていつも、 現実より美しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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