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ニーハオ中国

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2011/02/16
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カテゴリ:日中時事
昨日の新聞の一面に、

「中国のGDP日本越え、
 世界第二の経済体に」

という見出しが躍りました。
中国のGDPが日本を越えるだろうことは、
大分前からほぼ確実となっていましたが、
日本が14日に発表した経済データにより、
それが現実となったということのようです。

それに対する中国の新聞の論調は結構冷静なもので、
中国がまだまだ色んな問題を抱えた
発展途上国であることに何度も触れています。

その中でも北京のある学者の論説で
言っていることに、「なるほどそうかもなぁ」と
思いました。

その学者は、

「中国のGDPが日本を越えたことについては、
 90年代後半の改革が功を制した結果といえる。
 当時中国の発展を阻害していた国有企業を
 中国のリーダーが思い切って淘汰し産業構造を調整したこと、
 この成功が中国を良循環へと導いた。
 改革が発展を促し、発展が安定をもたらし、
 安定が更なる改革を促進したのである。
 逆に日本はまず安定の実現を求めた。
 既得利益の保護を優先したために大胆な改革ができず、
 発展を促進させることができなかったので
 それが安定を揺るがすという萎縮循環を招いた」

という日本在住の中国人教授の指摘を紹介し、
中国の今日の経済発展は、正しい改革の実施によるものであり、
日本の停滞は現状維持の結果であるとしています。

最後には、中国のGDP日本越えについて、
我々は必要以上に自分を卑下することもないが、
実際には中国と日本はまだまだ大きな距離があり、
一人当たりGDPは日本の1/10であり、
トヨタやソニーのようなグローバル企業もまだ
出現しておらず、国民の素養、教育水準、平均寿命等にも
大きな開きがあることを指摘しています。
日本は世界第二の経済大国の地位に40年も座り続けたのに対し、
中国はまだ始まったばかりである、と
締めくくっています。

確かに中国は国土も広いし人口も多いから
日本より大きい経済体になるのは当然とも言えるけど、
それでもそれは改革と経済発展の方向性が
間違っていなかったひとつの証とも言えるのだと
思いました。

話は変わりますが、
最近日本の国債が格下げされ、
信用度評価が中国の国債と同レベルになりましたね。
日本のような先進国と、中国のような発展途上国の
国債の信用レベルが同じだということに
つばめはなんだか違和感を感じてしまいましたが、
みなさんはどうでしたか?

すごい勢いで発展しているけど、
まだまだ先進国ではない中国、
その大きさと未熟さ、成長性に
思いをはせるつばめなのでした。

↓チビ、道端でおじさんが売る光るコマに夢中!





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Last updated  2011/02/17 01:14:44 AM
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