カテゴリ:日中時事
1か月もたたないうちに7回もの故障事故を 起こしている鉄道部ですが、 7月23日、二台の高速列車「動車」が衝突、 四車両が高架から転落し、 200名以上の死傷者が出る事故が発生。 落雷による頻回の故障にも、 「人身事故には至っていない」と事態を矮小化し、 原因は設備がならし段階にあること、などと たわごとをもっともらしく発表していた鉄道部も、 言い訳ができない大事故となりました。 事故の詳細は、 杭州から福州に向かう高速列車D3115が、 例のごとく落雷のため停電し止まってしまったところへ、 北京南から福州へ向かう高速列車D301が後ろから衝突し、 脱線・転落して大惨事となった模様。 事故の記事を読みながら、 背筋が寒くなるつばめ。 実はうちの夫、 先週、出張のため、高速列車「動車」に乗って、 北京から蘇州まで行き、また戻ってきたところ。 こんなに頻繁に故障が起こる列車に わが夫がしょっちゅう乗っているなんて、 まさに命をかけてういるようなものです。 だいたい、 「落雷が原因での故障」というけど、 これだけ何回も不都合が出ているのに、 なぜ同類のすべての車両の使用を停止して、 全面点検を行わないのか。 不都合が起こる可能性がすでに分かっているのに、 その車両を走らせ続けるその神経が分かりません。 そして、今回の事故では、 落雷してストップした列車に 後続列車が追突したとのことですが、 なぜ、前の列車がストップしている情報が 後ろの列車に即時に伝わらなかったのか。 非常時の伝達系統に問題があったのでは? また、列車には衝突防止装置はついていなかったのか。 など、いろいろな疑問がわいてきます。 今回の事故の原因はひとつの設備の不具合によるのではなく、 多くの原因が複合的にからみあっていると思いますが、 根本的な原因は、鉄道部が安全を重視していないことにあります。 人命を何だと思っているのか、 うちの夫の命をもてあそばないでよ! と叫びたい気持ちです。 とにかく夫には、できるだけ鉄道に乗るのは 避けるように言うしかないですが、 出張が多い夫、移動は主に飛行機が鉄道。 本当に心配です。 いくら特許が取れるような最新技術を用いていても、 その技術を使って実際の製品を作るのは人、 そして、その製品・システムを運用するのも人なのです。 これを機に鉄道部は猛反省し、 安全を最重視して、毎日の鉄道運行を してもらいたいものだと切に願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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