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ニーハオ中国

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2011/07/30
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カテゴリ:日中時事
↑これは7.23高速列車衝突事故から三日後の
 事故関連記事です。

「事故の瞬間、一体何が起こったのか」

と題し、今回の事故への4つの疑問が挙げられています。
要旨は、

1.列車の安全システムはなぜ働かなかったのか?

列車運行の常識として、一般の電車にしろ高速列車にしろ、
みな列車の位置や速度などを測定できる
衝突防止システムが搭載されているはず。
この最も重要な安全システムが、
なぜ肝心の時に作動しなかったのか。

2.列車の指揮管理に問題はなかったか?

列車追突事故の発生は、管理面の不備が絡んでいるはずだ。
列車運行には、列車安全システム以上に、
コントロールセンターの適切な指令が重要。
今回の事故は決して天災ではない。
コントロールセンターの指示の不備があったに違いなく、
その管理責任は逃れられない。
開通1か月も経たないうちにこの事故とは、
本当にため息しか出ない。
最近、落雷による問題が頻繁に起こっていたが、
本来ならその時点で管理部門がもっと重視すべきだった。

3.血を見ずに平安を得ることはできないのか?

今回の事故によって露見した処々の問題も
重視されるべきである。
例えば座席に安全ベルトが装備されていないこと、
事故後、ドアが開かなくなってしまったこと、
窓ガラスを割ることができないので
外に逃げられなかったこと(非常用金づちの不足)、
避難通路の問題、乗務員の安全教育の問題などなど。。。
これを機に、抜けている点がないか全面的に安全点検を実施し、
新たな事故の発生を防ぐべきである。

4.なぜ“生存者の可能性なし”と判断された車両から
生存者が見つかったのか?

事故翌日の7月24日午後、事故現場の捜索部隊は
捜索は一段落したと宣告。
しかし、“生存者の可能性なし”のはずが、
24日午後5時ごろ、車両から2歳半の女児が救出された。
鉄道部はこれを“生命の奇跡だ”と述べたが、
はたして本当にそうだろうか。
当社の新聞記者が中国地震災害救援隊の専門家を訪ね、
“生存者の可能性なし”と判定する際の基準について
話を伺ったところ、通常、地震救援隊は人、捜索機器、
犬を用いて、絨毯式、網の目式、交差式に徹底的な捜索を
生命の極限である7日間行い、本当に“生存者の可能性なし”
と確認した後、捜索を打ち切るとのこと。
もちろん、交通事故現場と地震捜索現場は大きな違いがあるから、
今回の現場では7日間も捜索する必要がなかったのかもしれない。
(が、なぜそんなに早くに捜索を打ち切ろうとしたのか疑問が残る。)
記者がよく知っているある専門家の話では、
捜索環境がよほどひどい状況でない限り、
職責を尽くして捜索すれば、ほんのかすかな生存者の痕跡も
見逃すことはないということである。

この記事以外にも、毎日のように
いろいろな評論などが新聞を飾っています。

つばめの日本の父は中国は報道規制があるので、
事故の報道すらないか、不都合な多くの事実を
隠しているのではないかと思っていたようですが、
事故の報道は毎日一面で報道されているし、
事故に対する責任追及や批判なども
新聞の評論記事や、ネット等で頻繁に交わされています。

それがすべてかどうかは分からないし、
一部真実を隠している部分はあるのだと思いますが、
中国の報道、思ったよりはひらけているなぁ、
というのがつばめの感想です。
ま、今どき、都合の悪いことを報道規制して
隠そうとしたところで、ツイッターはあるし、
ネットで全世界のニュースも見られるし、
隠しようもないでしょう。

また、事件をもみ消したりすることが、
逆に中国の発展を阻害することが
分かっているのでしょう。
間違いは明らかにされ、責任を追及されるべき部署・人は
追及され、罰せられるというふうでないと、
間違いがまた繰り返されるばかりです。

悪いことは悪い、と一般の人々が追求できる世の中に
中国もなりつつあるのだと思います。





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Last updated  2011/07/30 06:31:42 PM
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