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ニーハオ中国

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2011/08/01
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カテゴリ:日中時事
前回、日本人の気質は「完璧主義」、
中国人は「まぁまぁ主義」と書きましたが、
では、そういう「まぁまぁ主義」の中国人が、
世界を驚かせる高品質の高速列車を製造し、
輸出することなどできるのでしょうか。

可能性はあります。

まぁまぁ主義の中国人を完璧に向かわせるのは、
「損得勘定」。
高品質の高速列車を製造して輸出すれば、
どれだけの利益がもたらされるか。
その利益を得るためには、
まぁまぁ主義は捨てて、完璧を目指さなければなりません。
利益が目の前に見えていれば、
俄然やる気が出るのが中国人だと思います。
利益と関係ないことに一生懸命にはなれないけど、
それをやることによって得られるものが
はっきりしていれば、頑張れるのです。
日本人は「完璧でないと気持ちが悪い」という
感情によって動きますが、中国人は利益や損得によって動く
非常に合理的な国民だとつばめは感じています。

考えてみれば、中国人の気質のほうが分かりやすく、
何の得もないのに完璧を目指して頑張ってしまう
日本人の気質や美意識のほうが
むしろ不思議だなあと思うつばめです。

そしてもうひとつ、中国人を動かすものは「メンツ」。
メンツがかかっていることには、
損得関係なく大枚はたいてでも一生懸命になります。

それで北京オリンピックも成功させたし、
月探査機の打ち上げや有人宇宙飛行も成功させました。
中国人だって、完璧を目指して
非常に緻密な仕事ができるのです。
いったんやる気に火がつけば、
ものすごく団結力を発揮して優秀な仕事をするのもまた、
中国人なのです。

だから、中国人がなまけもので
適当な仕事しかできないというのは
あたっていないかもしれません。
時と場合によるのです。

高速鉄道の開発は、
中国人を動かす「損得勘定」と「メンツ」の
両方がからんでいます。
今回の事故で中国の高速鉄道の名は
地に落ちましたが、中国のメンツにかけて、
そして輸出による巨大な利益を得るためにも、
幾多の困難にもめげずに、執念で
すばらしい高速列車を開発するかもしれません。

一般市民のつばめとしてはとにかく、
安全な鉄道運行がなされることを祈るだけです。





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Last updated  2011/08/01 05:23:05 PM
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