カテゴリ:日中時事
先日の災害三県を訪問する中国旅客に対する
マルチビザ検討に対する記事を読んで、 何人かの方から、 「でも、中国人滞在者の問題は、過去の問題ではなく、 今も確実にあるのではないですか」 というコメントをいただきました。 確かにその通りだと思います。 つばめの書き方では、10年前ぐらいまでは問題があったけど、 今はなくなっているという風に誤解を招いたかもしれませんね。 そういう意味で書いたのではないのです。 つばめが中国人留学生に接していたのは 2000~2007年ぐらいのことなのですが、 最初は日本に来る中国人学生のかなり多数が 苦学生という感じだったのが、 年々経済的に裕福な学生がくるようになり、 同時に「何しに日本来たの?」というような 目的不明確が学生も増えました。 つばめは2008年初頭に第一子を妊娠して以来 仕事現場を離れているので、 その後の状況はよく分かりません。 そしてつばめが少し見知っているのは 当時の就学・留学ビザのことだけなので、 旅行ビザとは少し趣が違うかもしれません。 でも言えることは、10年ぐらい前から、 来日する中国人の質が どんどん変わってきたということです。 中国を蔑視する気持ちがあるからこそ、 「日本の他の地域はダメだけど、 災害地区ならマルチビザ出してやるよ」 的なことを言ってしまうのだというようなことを 書きましたが、正確にいうと 中国を蔑視しているというより、 なんとか日本に来たい中国人は山ほどいるが 日本側がストップをかけていたという 今までの日本優位、日本上位の状況をひきずっていて、 「ビザの発給基準を緩めてあげる準備をしているんですよ。」 とえらそうに言ってしまうのだと思います。 でも今観光立国を目指して呼び込もうとしている 中国人の層は、都市のミドル層以上の、 休みにどこか海外旅行でもしようかというぐらいの 金持ちで、別に日本に来たくてしょうがない というのではないのだから、 むしろ日本のほうがぜひ来てもらえるよう アピールしないといけないのに、 その辺をはき違えていると思います。 災害地域のマルチビザを出して喜んで来るのは、 なんとか日本にもぐりこみたい層ではないでしょうか。 広い中国、ひとくくりに中国人といってもほんといろいろ、 日本には、来日してほしい中国人層を明確にし、 どうしたらそういう中国人層に来てもらえるのか よく考えるとともに、むやみいっぽうに規制を緩めて、 来てほしくない中国人を呼び込むような政策を出さないように 気をつけてほしいものだと思う。 ↓はじめての靴をはいたふたり目ちゃん。 でも12cmの靴が大きすぎてすぐ脱げて、 結局靴下のまま歩き回っていました。 P1110218 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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