カテゴリ:日中時事
日曜日、北京は61年ぶり(一説に49年ぶり?)の
記録的豪雨に見舞われました。 その日、天気予報は大雨と出ているにもかかわらず、 我が家は「雨が降らないうちに公園へ行こう」 と子供二人を連れて、お砂場のある 東小口森林公園へ出かけることに。 案の定、まもなく公園へ着こうかというところで 雨が降り出し、ちょうど通りかかった イトーヨーカドーに行き先変更。 ヨ―カドーはどこも子供の遊び場が併設されていて、 そのイトーヨーカード―も4階にトランポリンと ゲームコーナーがあったので、 そこで子供を遊ばせ、昼食がわりの中華クレープと ハンバーガーを買って家路へと向かう途中で、 あのバケツをひっくり返したような豪雨に見舞われました。 でも運よく、交通規制などにもあわず、 スムーズに家までたどりついた時には、 雨がピタッとあがりました。 あの豪雨の日に外出し、まったく雨に濡れなかったのは ほんと奇跡のようです。 後から聞くと、行こうとしていた公園付近では ひどい浸水で交通規制となり、 夜中まで車が動かなかったそうです。 その後、日本の家族や友人たちから、 「北京は豪雨ですごいことになってるみたいだけど、 大丈夫?」 と相次いで電話やメールをもらい、 日本でもこの豪雨が大きく報道されたようだと 知りました。 局所的に水深が6メートルもの深さに達したり、 1階が浸水して大変なところもあり死者も出ているようですが、 王府井付近の我が家は、確かに道が一時的に 浅いプール状態になってはいましたが、 翌日には水もはけ、全く平常通りの状態に戻りました。 ニュースというのは、一番ひどいところを クローズアップして報道するので、 日本の家族や友人は、まるで北京全体が 恐ろしい災害状態に陥っていると感じたようです。 ほとんどのところは平常通りでも、 ニュースは、その平常を報道することはないので、 誤解してもさもありなん、ですよね。 こういう、報道と現実の温度差に接するにつけ、 ニュースというものの特異性を感じずにはいられません。 ニュース自体は嘘ではないのだけれど、 現実のすべてを映しているかというと、 まったくそうではないのです。 北京では必死の救助作戦などが連日報道され、 感じやすい夫は、それを見てウルウルしたりしていましたが、 クールなつばめは、 「だいたいねー、北京は水はけが悪すぎるんだよ。 決死の救助は感動的だけど、それって インフラの不備に矛先を向けないために、 連日美談を流してる部分もあるんじゃないの?」 なんて思っていたのでした。 新聞では、その日を「7.21特大自然災害」と名づけて 報道されていますが、「自然」とあえてつけるところに 逆に不自然さを感じてしまうつばめ。 とにかく、つばめ一家はまったく無事なので、 ご心配なく、と日本の皆様にお伝えしたいです。 ↓先日、北京郊外で日本式有機栽培を行っている 「潤田農園」に行ってきました。 いろんな野菜が収穫できてチビちゃん大喜び。 ふたり目ちゃんはすばやく自分で野菜をもぎ取って、 そのまま口へ。 P1120334 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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