カテゴリ:日中時事
尖閣問題では、日本が一方的に
中国にやられっぱなしのような印象を受け、 日本人として不愉快な気分だったつばめですが、 最近、ネットの「人民網日本語版」のいくつかの記事を見て、 「確かに日本のほうがむしろ挑発しているとも 言えるかもしれないなぁ」 と思いを新たにしました。 もちろん「人民網日本語版」の記事にも、 それはおかしいんじゃない?と思うところも 多々あるのですが、 少なくとも、中国側が積極的に 尖閣問題で一歩踏み出そうとしているというより、 日本のほうが積極的に事を進めようとしており、 中国側は最近のそういう日本の一連の行動 (「離島命名」、「東京都の尖閣諸島購入計画」、「国有化」等) を挑発とみなしているようです。 それを受けての中国側の反応のひとつが 中国香港船の尖閣上陸ということかもしれません。 中国の望みは、別に尖閣諸島をわがものにすることではなく、 1972年の日中国交正常化に際して、 周恩来総理と田中角栄首相との間で 尖閣問題は棚上げにするという暗黙の了解がなされたのだから、 それを踏み越えないでほしい、 「争島嶼の命名、購入、国有化を含む挑発的行為を停止し、 領土紛争を元の均衡状態に戻し」てほしい、ということのようです。 もし暗黙の了解をそちらが勝手に踏み越えるなら、 こちらも黙ってはいませんよ、ということです。 確かにつばめも、最近の日本は、石原氏をはじめ、 ナショナリズムをあおるような右翼ムードが 濃くなっている気がします。 中国は今までと違って、中国側がいくら抗議と反対を 表明しても、頑なに尖閣への積極的行動をやめない日本にとまどい、 「日本は釣魚島問題において現実感と自制力を失い、 どんどん度を越している」と感じているようです。 (→「尖閣諸島を日本領土に組み入れる過程はクリーンだったか」につづく。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/08/26 06:21:52 PM
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