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2012/08/26
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カテゴリ:日中時事
尖閣諸島は歴史的にみれば、当時「無主地(?)」だったとはいえ、
先に中国の息がかかっていた島嶼であり、
日本は日清戦争の勝利が確実になった時勢に乗じて
我が国の領土に組み入れました。

ただ、日本が尖閣諸島を領土に組み入れたことに対し、
中国が異議を唱えればまた結果は違ったかもしれませんが、
中国は1970年代になるまで70年以上も異議を唱えず、
日本の実行支配を黙認してきました。
国際法廷の今までの判例に照らしても
これで尖閣諸島は、領有を宣言し、長年実行支配を続けてきた
日本のものであることはほぼ疑いようがなくなりました。
国際法廷の今までの判例からして、

1.先に発見した者が主権を有するとは限らず、
有効な統治があって(領有権は)成立する
2.長期間放置は権利放棄とみなされ、領有権は相手国のものになる

ということが言えるようだからです。
中国が国際法廷に訴えても勝ち目はほぼ0に近いのです。
だから尖閣の日本領土組み入れの経緯はどうあれ、
その後の経過からみて、尖閣諸島が日本領であることは確実でしょう。

近年、中国の領海侵犯や上陸などの行動はだんだん頻繁さを増し、
日本は今年に入って島嶼命名や国有化などの
今までにない積極的な行動に出ています。
日本の行動も中国の行動も、問題解決に向かう行動ではなく、
むしろ問題をこじれさせる方向に向かう行動ではないかと思います。

ではどうするのがいいのかというのは私にも分かりませんが、
直接尖閣問題をどうこうして問題解決しようとするのではなく、
よい日中関係を保つことが双方にとって
どれだけ利益をもたらすかということを互いに再確認し、
日本は「尖閣諸島は日本のものだ」とあまり大声で怒鳴らず、
中国は尖閣諸島付近をうろうろするのは少し控えて、
お互い仲良くやってほしいものだと思います。


≪参考≫
波紋呼んだ中国人の「尖閣はやっぱり日本のもの」主張
(2012年8月28日サーチナ)





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Last updated  2012/09/07 02:06:35 PM
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