カテゴリ:日中時事
日本の尖閣諸島国有化を受けて、
中国各地でデモが繰り広げられる中、 昨日は9.18という特別な意味を持つ日でした。 9.18といっても日本人は え?それって何の日?という人のほうが多いかもしれませんが、 中国人にとっては忘れられぬ屈辱の日であり、 また忘れてはならないと肝に銘じる日です。 そう、1931年9月18日、 満州事変勃発の日です。 今の情勢が情勢だけに、 外に出るのはちょっと怖かったですが、 上の子をいつも通り幼稚園に行かせ、 つばめもいつも通り、ふたり目ちゃんを連れて 近所を散歩したり、買い物に出かけました。 アパートの入り口付近に集うおばあちゃん達も つばめを見て、いつも通り挨拶してくれたし、 顔見知りのスーパーの店員さん達もいつも通りで、 「つばめが意識しすぎだったかな」 と拍子抜けしました。 知り合いは大丈夫ですが、 ちょっと怖いのは、知らない人。 日本人というだけで殴られた事件もあったし、 つばめがふたり目ちゃんに日本語で話しかけているのを聞いて、 急に腹を立てた人に殴られたらどうしよう。。。 ・・・とちょっとナーバスになりながら 道を歩いていると、後ろから女性二人の会話が聞こえてきました。 「・・・あなたは愛国主義者じゃなかったの?」 「違うわよ!」 冗談っぽく聞こえる響きでしたが、 そのうちの一人が、後ろからつばめ達に近づいてくる気配が。 えっ、もしかしてつばめ達が日本人と知り、 愛国主義者ならあの日本人に何か一言抗議してきなさいよ、 というような会話をしていたのかと、思わずドキッ、として振り返ると、 笑顔で会話しながら場所を移動する中年女性の姿が 目に入って、ほっ。 表情から、つばめ達とは全く関係なく、 冗談で軽口を叩いていただけだったことが分かりました。 どうやらやはり、つばめの意識過剰だったようです。 日本人と中国人のハーフの子を持つお母さんたちの間では、 子供を幼稚園や学校に行かせるかどうかということが かなり話題になっていたのですが、 上の子も何事もなく幼稚園から元気に帰ってきて ほっとしました。 そんなこんなで、つばめと子供たちの9.18は、 普段通り何事もなく過ぎて行ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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