2552253 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ニーハオ中国

ニーハオ中国

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Freepage List

2018/08/31
XML
3日目も発表は続き、
中国語学者でいらっしゃる丸尾先生のご講演
「中国語文法研究者の目からから見た日中対照研究について」
もあり、盛りだくさんの内容は大変勉強になるものでした。

閉会の挨拶では、張先生はこの研究会では
これから10~20年の研究を担っていけるような
若手研究者を育てたいと考えているとおっしゃいました。

根幹を担っていくような研究者になるには、

1.研究自体に興味を持っていること
2.研究者としての高い資質を持っていること

が必要だとのこと。
強い興味はあっても、高い資質がなければ難しいし、
資質があっても興味がなければ研究を続けていくことができない、
この2つのどちらも揃っていることが必要だということです。
そのうえで、10年の研鑽が必要なので、
この会の研究発表応募の年齢制限を45歳としていると
ご説明されました。
45歳から10年研鑽して55歳、まだ10年ぐらいは
研究界で活躍できるだろうというお考えなのです。

数年前は、

「20代の若くて研究に興味がある方はぜひ私のところへ来てください」

とおっしゃっていたので、それと比べると
45歳というのは、譲りに譲った年齢制限だと思われます。

しかし、そのような根幹を担っていくような研究者になれなくても、
教育などの責任を担っていくためにも自己研鑽は必要だとおっしゃり、
初回参加時に45歳だったら、次回も次々回も参加できると
わざわざ皆さんの前で、私のほうを見ながらおっしゃってくださり、
嬉しい気持ちと悲しい気持ちが入り混じって
思わず涙が出てしまいました。

今せっかくやり始めたので、論文を一本書けたら
という新たな目標が心に生まれてきたつばめですが、
論文を発表するというのは、
プロの研究者の方々と肩を並べてものをいうということですので、
おそらくかなり無謀な望みかもしれません。
(しかし目標に向かって努力することはタダですからね笑笑)

今回の発表準備やシンポジウムへの参加を通じて、
学問をやっていくには、広く深い知識の蓄積と、経験と、
方法論が必要だということを痛感しました。
ただの興味だけではどうにもならないのです。

そして、大学院など研究に関する情報が得やすい環境に身を置き、
指導教官のご指導のもと、研究を志す仲間に囲まれている
ということがやはり必要だと思います。

張先生と初めて出会った当初、すでに30代後半で
乳飲み子を抱えていたつばめでしたが、
今思えば、研究者を志すなら、
その辺りが最後のチャンスだったかもしれません。

今から手元の仕事を放り出して
10年研鑽してプロの研究者を目指す勇気はありませんが、
自分が興味のあることを調べたり考えたり
発見したりすることは楽しいですし、
研究をされている先生方との交流も私にとって心弾むことです。

「研究者を目指すわけでもないのに、
 なんのために研究をするのか」

と自分でも思うのですが、
きっとこういうことが好きなのでしょう、
ほんの端っこでいいから、そういう空気に触れていたいのです。
研究者の方だって、もし儲けるためでないとすれば、
やはりこういうことが好きだから
研究の世界に身を置いているのではないかと想像しています。

今回、研究会での発表の機会をいただき、
感謝の気持ちでいっぱいです。
研究の道一本に打ち込み精進する方々には
逆立ちしたってかないませんが、
また研究発表の機会があれば、
ぜひ応募してみたいと思っています。

↓帰りは中国版新幹線で5時間で北京に到着。
IMG_1535
IMG_1535 posted by (C)つばめ

IMG_1536
IMG_1536 posted by (C)つばめ

IMG_1540
IMG_1540 posted by (C)つばめ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018/08/31 12:00:25 AM
コメント(4) | コメントを書く


Profile

つばめ@北京

つばめ@北京

Comments

つばめ@北京@ Re[1]:北京空港で娘が出迎えてくれた(09/07) ひまわりさんへ コメントありがとうござい…

Recent Posts

Archives

2024/11

Keyword Search

▼キーワード検索

Category

Favorite Blog

ホンコンスターオー… ホンコンスターオーさん

© Rakuten Group, Inc.
X