カテゴリ:日中時事
「令和」という新元号が発表された4月1日、
中国外交部は定例会見を開催しました。 「報道によると、これまで日本の年号は 全て中国古典を出典としていましたが、 『令和』は初めて、日本の国書から選ばれたということですが、 中国政府としてはこの変化をどう見ますか。」 という記者からの質問に対し、 中国外交部のスポークスマン耿爽氏はこのように答えました。 「日本の年号に関しては、日本の内政に属するものであり、 我々はこれに対するコメントを差し控える。」 さらに氏は、日中両国の関係について、 「現在、日中関係は改善・発展の良好な兆しを維持しており、 日中の4つの政治的文書の各原則に基づき、 我々は日本と共に、積極的に時代の発展トレンドに順応し、 引き続き日中関係の健全で安定した発展を推進し、 日中両国民に恩恵をもたらし、 当地域ひいては世界の平和・安定及び発展に貢献したいと 考えている。」 (以上、つばめの翻訳) とした。 古くからの中国との文化的な交流を まるでなかったことにしたいかのように、 「歴代で初めて漢籍ではなく国書から元号を選定した」として 日本文化や伝統、悠久の歴史を誇らしげに語る隣国首相のコメントに、 中国として一言言いたくもなるところ、 ぐっと抑えたノーコメントは、 すでに大国の余裕を感じさせる。 今の中国にとって、日本の元号の由来について抗議してもめるよりも、 日中関係を良好に保つほうが自国にメリットが大きいという 判断が働いているのはいうまでもない。 中国は感情に流されるようでいて、きちんと理性が働いていて 必要な我慢はできる国であり、 政治家が感情のままに考えなしにしゃべって、 自国の利益を損なうようなことは決してないのである。 日本の首相には、もう少し、自国を礼賛・鼓舞するばかりでなく、 世界に自分がどう写っているかを感じることのできる人に なってもらいたいと、中国側の反応を見ながら 改めてそう思わずにはいられないつばめなのでした。 ↓北京の街角にも春が到来。 白やピンク、赤、紫、黄色など様々な色の花が咲き乱れて にぎやかです。 href="http://photozou.jp/photo/show/2228078/260959502"> 街角の花3 posted by (C)つばめ 街角の花2 posted by (C)つばめ 街角の花4 posted by (C)つばめ 街角の花5 posted by (C)つばめ 街角の花6 posted by (C)つばめ 街角の花7 posted by (C)つばめ 街角の花8 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/04/06 11:28:21 PM
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