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ニーハオ中国

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2019/04/19
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「中国語話者のための日本語教育研究会」では、
毎回、第一線で活躍する先生方が特別講演や基調講演を
してくださいます。

張麟声先生に続いて、ご講演くださったのは、
名古屋大学教授の杉村泰先生。

「許容度と選択率の2つの観点からみる
 中国語話者のための日本語教育文法研究」

というテーマで、

1.「~てならない」「~てたまらない」「~てしかたがない」の選択
2.「~を出る」「~から出る」の選択
3.指示詞「こ」「そ」「あ」の選択
4.自動詞・他動詞・受身の選択

を例に、2つのアンケート調査(○×式=許容度の調査/
四者選択式=選択率の調査)を組み合わせた研究手法を
詳しくご紹介くださいました。

1日目の最後には、コーパス研究の第一人者でいらっしゃる
京都教育大学の中俣尚己先生の基調講演

「学習者コーパスを使った研究の方法―誤用観察を超えて―」

がありました。

これまでの日本語コーパスを概観した後、
中俣先生が作られた「日中SKYPE会話コーパス」を紹介くださり、

「コーパスは都合の良い例文や誤用を探すためのものではなく、
 例や誤用を数えるためのものである」

と、数に注目する重要性を強調されました。
また、複数のコーパスを使い分ける必要性についても述べられ、
最後に、文法的な誤用以外にも目を向けるべきであると提言されました。

そして研究会2日目の最後を飾ったのが、
神戸大学の石川慎一郎先生。

「言葉を数えてわかることとわからないこと
  ―新しい日本語教育のためにコーパスができること―」

というテーマでのご講演でしたが、
内容もさることながら、そのパフォーマンスは
まるでTEDのスピーチを聞いているかのよう。
立ち居振る舞いから、パワポの使い方、声の出し方に至るまで
計算され尽くされた完成度の高いご講演には
ただただ圧倒されるばかり。
日本人でもこんな人がいるのですね。
そのジェスチャーに欧米人を彷彿とさせるものがあると思ったら、
先生はもともとは英文学ご専攻だったのだとか。

聞くところによると、ご講演の時だけ特別なのではなく、
普段の神戸大学での毎回の授業も
同じような素晴らしいパフォーマンスだそうで、
これまで何度もベストティーチャー賞に輝いていらっしゃるようです。
また、応用言語学、コーパス言語学、言語教育学などの分野で
英語・日本語含めてご著書や論文などがどっさり。
教師としても、研究者としても、大活躍されています。
こんなふうに、何をやってもできるスーパーマンみたいな方も
世の中にはいるんですね。

つづく。

刘?1
刘?1 posted by (C)つばめ

刘?2
刘?2 posted by (C)つばめ

?葛亮1
?葛亮1 posted by (C)つばめ

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?葛亮2 posted by (C)つばめ





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Last updated  2021/03/08 09:57:51 AM
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