カテゴリ:日中時事
ここ数日、日本大使館からの連絡も頻繁で、
真夜中にメールが入ったり、大使館職員の方々も 24時間体制で対応に追われているのが感じられます。 さて、3月18日の夕方、また大使館からメールがあり、 北京への国際線は、北京到着前に一度、 天津等の周辺空港のいずれかに着陸し、検疫を実施することになる との情報が寄せられているとのこと。 感染の疑いがあるものはその場に残され、 問題ない者だけで改めて北京に向かうといいます。 また、この措置により、 北京行きの航空便が減便となる可能性もあるそうです。 そして、19日の夜、再び大使館から、 中国当局(中国民用航空局)が正式発表した公告(中国語)のリンク http://www.caac.gov.cn/XWZX/MHYW/202003/t20200319_201552.html とともに、注意喚起メールが届きました。 なんでも、3月20-22日までの間、 東京発北京行きのCA926便は まず内モンゴルのフフホト空港に着陸して 入境手続きと手荷物の通関を行い、 検疫で搭乗条件に適合する者は、元の便に搭乗し、 北京に移動することになるらしいです。 このほか、モスクワ、パリ、トロントから北京に向かう飛行機も、 天津や太原などの空港で同様の手続きを行った後、 北京に向かうことになっている模様。 北京を目的地とする国際便の最初の入境地点の手配及び措置は 感染症の状況変化により適時調整されるとのことですので、 今後もまだ変化がありそうです。 つい数日前、14日間の医学観察がホテルか自宅かという話で もちきりでしたが、今回の発表はそれどころではなく、 これから北京に戻ろうとする方にとっては、 離陸する時点で、北京にたどりつけるかどうかも分からないという 不安この上ない措置。 しかし、国外からの入国を完全に禁止する国もある中で、 中国はあれこれの措置を取りながらも 今のところ、海外からの入国を完全に禁止はしていません。 今後ますます増えそうな海外からのウイルス流入に備え、 首都だけではキャパオーバーになることを見込んで、 地方での検疫と感染者の受け入れという方向を 探っているのでしょうか。 また、自分はコロナ陽性ではないかと疑いを持ちつつ、 現地で医療機関にかからず、 国外から北京に戻ってこようとする人たちを けん制する意味もあるのかもしれません。 今後、どうなっていくのか分かりませんが、 中国はウイルスを1例も漏らさず徹底的に囲い込むという 強い決意をもって動いており、 北京ではすでに海外から入国した感染者を収容する 専門病院も準備され、受け入れ態勢を整えているようです。 入国が禁止されていない状況であるとはいえ、 これから北京に戻る人にとっては大変な状況になってきましたね。 大使館からのメールを目にすると、 「またか、今度は何だ?」 と思わずドキッとするつばめです。 ↓家の近くのスーパー、これまで係員が体温を測る ピストル型の非接触機械でピッと体温を測っていましたが、 昨日行ったら、カメラの前に立つと 自動的に体温が測定される機械が導入されていました。 コロナ関連の危機対応も日々進化しているようです。 スーパー前の測温カメラ posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/03/21 04:43:36 PM
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