カテゴリ:異文化理解
週末、1階の義父宅に下りてみると、
北京で就職したばかりの夫のいとこの子供が来ていた。 この子には小さい頃に何度か会ったことがあるが、 今回会うのは数年ぶり。すっかり大人の女性になっていてびっくり。 そして床には、彼女が持ってきたたくさんの手土産が置かれていた。 ブドウ(シャインマスカット)、モモ(大きなの6個)、 メロンにバナナ、それにパック牛乳1ダース。 中国人は伝統的に手土産として 重くて、かさばるようなものを たくさん持っていくことを好むが、 それにしても量が多い。 彼女の実家は決して裕福ではなく、 また本人も就職したばかりでお金もないはずなのに、 えらく気を使って、張り込んであれこれ持ってきた。 「あら~たくさん。ブドウ冷蔵庫で冷やしといて 食後に食べましょうか」 とわたしが言うと、義父、 「そんなブドウなんか食べないのに、 こんなにあれこれ持ってきて、余るばっかりなのに」 と文句を連発。 義父はもともと口が悪いが、 いくら親戚で遠慮のない間柄とはいえ、 せっかく持ってきてくれたのに、そこまで言わなくても。。。!? 食後に持ってきてくれたブドウを出したら、 「こんなのいらないのに。モモもうちにいっぱいあるのに」 と彼女の前で、再び義父の小言が始まる。 たまりかねて、 「だけど、ブドウおいしそうですよ。 ほら、シャインマスカットなんて いいブドウ持ってきてくれて。ねぇ~」 とフォローを入れつつ、彼女にも食べるように勧めた。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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