性格を変えるには 2
さて、性格(=ライフスタイル、ライフパターン)というのは実は変わりやすい。しかし、私たち自身が変わらないように日々努力している。だから、変わりにくいのだ。ということを説明しました。 では、どのようにしたら性格を変えることが出来るのでしょうか?というか、どうしたら性格を変えないようにしている無意識の努力を止めることが出来るのでしょうか? まず「性格や癖は変わりにくい。変わらない。」という世間一般の常識から抜けることです。変わらないと信じている人が性格や癖を変えることが出来るはずがありません。 僕自身がそうでした。他の心理学の本を読んだり交流分析のセミナーに参加したりしていましたので、「性格は変わりにくい。」「性格は幼児期に決定される。」という世間の常識に近い考え方が抜けなかったのです。 過去の経験や生まれつきに原因を求める考え方が抜けなかったので、「自分のこのいやな癖は、なにが原因だろう。」と思うばかりで「この癖はなぜ直らないんだろう。」と悩んでばかりいました。過去や生まれつきに原因を求めても解決にはまったく結びつかないのにです。 アドラー心理学には「原因が分からないとどうしようもない。」だなんて考えはこれぽっちもありません。それどころか、「原因なんか知ってもほとんど何の役にも立たない。」と考えています。「目的さえ分かれば何とかなる。」と思っているのです。 それに、過去の経験や生まれつきだけで決まってしまう(決定論)とはこれっぽっちも考えていません。「過去の経験や生まれつきの影響は確かにあるだろうけども、そんなの幸せとは関係ない。」と考えているのです。 ※大切なことは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである(アルフレッド・アドラー) その証拠として、今まで自分の性格を変えて不幸せから幸せに転換してきた人がたくさんいるのです。人生の危機に自分を変えて(本当は自分を変えたのではなくて、自分が使っていた性格=作戦を変えただけなのですが)幸せになった人はたくさんいるでしょう? で、信じてください! 「性格決定の最大の要素は本人の決断、決定だ。」ということを。「今使っている性格は、過去の生育歴の中で、自分か決断・決定してきた作戦・癖に過ぎない。」ということを。 「自分が決断・決定してきた作戦だからこそ、自分で今変えることが出来る。」ということを。 そこからすべてが始まります。だって変えられないと信じている人が性格を変えることが出来るはずがないじゃありませんか? 「性格は過去の経験や生まれつきで決定されていて変えようがない。」なんて、常識のとんでもない嘘の一つですよ。←クリックしてくださるとうれしいです!(^o^)携帯の方はここをクリックしてくださるとうれしい!