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テーマ:夢を叶える人になる(1190)
カテゴリ:music
8月16日、日比谷の野音にとびっきりのいい歌を聴きに行ってきました。
SION & the mogamiが今年も演ってくださったのです。 SION兄さんとはもう20年以上のお付き合い(ええと、一方的にです 笑)。 とにかく耳を飛び越えて、ダイレクトに心の中でその声は響くのです。 心にも耳があるということを教えてくれたのはSIONでした。 そして言葉のセンス。 悲しい、うれしい、くやしい。 そんな出来事があるたびに、思いにぴったりな歌詞の一節が反射的に浮かんでしまう。 こんなふうに感情と直結して、なだめてくれたり、鼓舞させてくれたり、時には一緒に怒ってくれるほど、心のそばに感じる言葉がある歌を、わたしは他に知りません。 だからでしょうか。 SIONの歌を聴いていると、本当に感情が解放できるのです。 そうすることがゆるされるのが、またたまらなくうれしくて、胸が熱くなります。 さらに刺激的なのは、ネガティブな思いの中にこそ、現状を突破できる何かがあると信じられること! なので、堂々と怒るし、めそめそしたりもするのです。 すると、生きている実感がわくのですよね! もちろんいたずらにネガティブにはまってしまうのではなく、自分の心に不義理をしないためにポジティブを手放すのです。 こんなとき、自分の中に「男気」が生まれるのがわかります。 それがまた、超快感! もうだめだ、もうアカンというところから立ち上がるときに、女性だって男気は必要なのですから。 そして、とにかく胸を張って好きなものへ立ち向かおうというチカラもわくのです。 弱音は何とでも言って叩き返してしまうのだ! 本当に昔から感じていることなのですが、迷って壁にぶつかって、ジタバタする大変にしんどいとき。 こんなときこそSIONの歌は沁みてきます これも人生の妙味じゃないかとまで(ちょっとやせ我慢はしておりますが)思えます。 だから何があっても怖くなんかないのです(ああ、これもやせ我慢!)。 しかしあの日のSIONはあたたかかったです。 いつの間にか聴く者のつらさ、悲しさ、淋しさなんかを受けとめて、包み込んで消化したものを歌で返す、そんな人になっていたのですね。 20~30代前半の頃のSIONは、それはかなり尖ってもいたし、その歌が熱くて、ヒリヒリと痛いことすらあったのに。 でも、それはいわゆる「丸くなった」のではないと思う。 ひたすらに、「深くなった」と感じました。 mogamiのメンバーのこともそれは大事に思っている様子も、最高にすてきでした。 アンコールを終えた後、最後にビールを片手にもう一度登場してきてくれて、それは美味しそうに喉を鳴らして、「うまい!」と相好を崩すのも、大変に好きなシーンです。 こういう歌を歌ってくれる人がいること。 それが聴けること。 しみじみ、ありがたいと思うのです。 xxx 開演前まで降っていた雨。 なんと開演が近づくごとに小降りになり、開演直前にはこんな青空に! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月18日 21時24分50秒
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