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カテゴリ:MD(ミネマツ ダイスケ)新聞
先月の日経流通(MJ)に掲載されていましたが イトーヨーカ堂がPB商品(プライベートブランド)の 製造元が分かる食器を発売しました。 内容は、画像のとおりですね。 トレーサビリティー(生産履歴の追跡)に真剣に取り組むこと。 素晴らしいと思います。 とても顧客のためになります。 小売が扱う商品には、大きく分けると以下の3種類があります。 1)ナショナルブランド 2)ローカルブランド 3)プライベートブランド(ストアブランドも含む) ナショナルブランドは、全国的に流通している商品。 いわゆる、「ブランド商品」ですね。 家電ではナショナル、シャープ、ソニー 家庭用品では、花王、P&G、ライオンなど。 ローカルブランドは、文字通りローカルなブランド。 ブランド力はあまりないが 反面、小売側が、荒(粗)利益を確保しやすい商品。 3)のプライベートブランド及びストアブランドは 小売側が仕様書を発注して開発した商品。 その仕様書は、小売のマーチャンダイザーが作ると言われています。 プライベートブランドとは ナショナルブランドの品質の中で 大多数の人がいらない性能(不要な付加価値)と思う部分を 思い切って削ぎ落とし 価格の安さを実現した商品といえると思います。 プライベートブランドは その会社の最大の武器であり つまり 製造元(ベンダー)を明かしたくないというのが通常の心情だと思います。 お客さんは安心だけど 同時に同業者にも知られてしまいますから。 「そんなの販売側の言い分じゃないか!」 と言われるかも知れませんが そんな簡単に否定できるものではないと思います。 小売は、基本的に営業をかけたりはしません。 受身である小売にとって ”安くて、品質が(そこそこ)いい独自の商品” というのは、会社の生命線そのものです。 それは、僕が今携わっているインターネット小売の世界も同じくです。 ”安くて、品質が(そこそこ)いい独自の商品” これを「相対的品質」といい 多くの小売が目指すところでありますが これを創り出すためには、言葉にならない相当な苦労がある事でしょう。 その苦労の先にある、製造元(ベンダー)を含めた情報を、開示する。 すべては、わが社のお客さんのために。 そのような視点で考えると、やはりヨーカ堂は素晴らしいと思います! 4・15 MD(ミネマツダイスケ)新聞(^^)/~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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