テーマ:暮らしを楽しむ(387909)
カテゴリ:歴史・文学など
日本には、昔ながらの月の呼び名があって、これが、ちょっと風情があって良い感じ。
睦月(むつき)…1月 お正月に親しい人たちが集まって、陸みあうことから。 如月(きさらぎ)…2月 衣を更に重ねて着る寒い時期だから。他に、気更来、生更木から来たなどの説も 弥生(やよい)…3月 弥(いよいよ、ますます)草木が生い茂る月。 と、まずは三月までで切りましょう。 この各月に、それぞれ二つづつ節気というものがあって、 1月は前半が「小寒」後半が「大寒」 2月は前半が「立春」後半が「雨水(うすい)」 3月は前半が「啓蟄(けいちつ)」後半が「春分」 となっています。 一年を二十四に分けた最初の日がそれぞれ、その名前で呼ばれていますよね。だから、今は節気としては、「雨水」です。 季節としては、今日から雪が雨に変わり、春に向かっていく節目なのだとか。それで、古来この「雨水」を境に、農作業の準備を始めたり、お雛様を飾ったりしたのだそうです。 「生命の源である水の神様にあやかって、雨水(うすい)にひな人形を飾ると良縁に恵まれる」 と信じ、可愛い娘の幸せを祈って、お雛様を飾ったんですねー。 さて、ここまではニュースなどでもよく出てきますし、カレンダーなんかにも書いてありますが、この二十四節気が、実はまたそれぞれ三つずつの「候(こう)」に分けられておりまして、一年が七十二候となっています。 同じように、三月までで切りますので、ご安心を。(実は一月は冬で、二月からが春なんですけど、便宜上一緒に書いています) それから、横に書いた日付は、2017年の物です。 睦月(1月) 小寒 1/5~ 初候「芹乃栄(せり すなわちさかう)」1/5~ 次候「水泉動(しみず あたたかをふくむ)」1/10~ 末候「雉始雊(きじ はじめてなく)」1/15~ 大寒 1/20~初候「款冬華(ふきのはな さく)」1/20~ 次候「水沢腹堅(さわみず こおりつめる)1/25~ 末候「鶏始乳(にわとり はじめてとやにつく)」1/30~ 如月(2月) 立春 2/4~ 初候「東風解凍(はるかぜ こおりをとく)」2/4~ 次候「黄鶯睍睆(うぐいす なく)」2/8~ 末候「魚上氷(うお こおりをいずる)」2/13~ 雨水 2/18~ 初候「土脉潤起(つちのしょう うるおいおこる)」2/18~ 次候「霞始靆(かすみ はじめてたなびく)」2/23~ 末候「草木萌動(そうもく めばえいずる)」2/28~ 弥生(3月) 啓蟄 3/5~ 初候「蟄虫啓戸(すごもりむし とをひらく)」3/5~ 次候「桃始笑(もも はじめてさく)」3/10~ 末候「菜虫化蝶(なむし ちょうとなる)」3/15~ 春分 3/20~ 初候「雀始巣(すずめ はじめてすくう)」3/20~ 次候「桜始開(さくら はじめてひらく)」3/25~ 末候「雷乃発声(かみなり すなわちこえをはっす)」3/30~ なんとも、いいですねー。 二十四節気の方は、中国で使われていた言葉がそのまま日本でも使われているのだけど、さすがに細やかな「七十二候」の方は、日本の気候風土に合わせて何度も改訂されているようです。 でも、日本は南北に長い国ですから、たぶん江戸のあたりの自然の変化に合わせた物になっているのでしょう。 今回の日記には、見たことのない漢字も書いていますが、果たしてアップできるでしょうか。 音読みも訓読みもよくわからない漢字は、 このように、IMEパッドの手書き入力を開いて、マウスで書いて探します。 右側に出てきた文字をクリックすると、その文字が入力されるので、いつも便利に使ってきました。 プレビューを見るとちゃんと表示されているので、大丈夫かな? やってみますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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