テーマ:今日のこと★☆(105843)
カテゴリ:歴史・文学など
今日晩御飯の準備をして、旦那が帰ってくるのを待っていたら、8時ちょうどに帰宅。すぐに晩御飯となりました。
二階の呼び出しチャイムを鳴らしたら、旦那も息子たちも降りてきたのですが、なんと、旦那がワインを持っています。 ??? あっ、そうやった、 今日は私達の結婚記念日やった!! 今日もとっても閑だったのに、忘れていたから、何も特別なお料理をしていません。 まだ仕事をしていた頃は、ほとんど忘れてしまっていて、いつも旦那が買ってきたワインを見て思い出すというパターンでした。退職してからは、カレンダーにも書き、ちゃーんと晩御飯もそれらしくして、結婚〇〇周年を祝っていたのにね、今年は、全く忘れていました。 1983年の9月10日に結婚していますから、今年は35周年。 「珊瑚婚式」または、「翡翠婚式」らしいです。 せっかくだから、記念撮影。 婚約指輪は、珊瑚だったんですよ。でもねー、こんな指輪なかなかつけている人いないでしょ? ほとんど使わないまま、ケースに入れて保管していたの。でも、退職してから、なんかもったいないのでペンダントトップに作り変えてもらって、普段用にしていました。 ちょうど「Y」の字に見えるから、私のイニシャルということで。 それから、右側は、台湾旅行の最後に、使い切れなかったお金で買ったもの。 普通のホテルに二泊して、一日だけは現地のツアーに混じって観光、もう一日は友達と映画を見たり本屋さんに入ったり、お店をうろうろしたりして十分に楽しみました。 ところが、帰りの飛行場で、ダブルブッキングで私達は乗る席がない、ということがわかって、さあ大変。HISの人がいっぱい謝ってくれたけど、もうお金も使ってしまったし、どうしようか・・・困るよねー、と言っていたら、そのおわびが凄かった。 もう一泊、今度は超高級ホテルに泊ることになり、5000元のお小遣いももらえました。それに、次の日に乗る飛行機は、なんとビジネスクラス。突然の不運が、ものすごい幸運に変わった瞬間でしたよ。 そのホテルはなんと、昼も夜も朝もビュッフェだったから、高級料理の食べ放題。つまり、食費がいらない。お茶とか小物のお土産はもう買ってしまっていたから、買わなくていい。 というわけで、もらったお小遣いは、そのホテルの売店で使いました。そのうちの一つがこのヒスイのでっかいペンダント。でっかすぎて、あまり使っていませんが、しばらく壁にかざっていました。 さて、昨日あたりから、急に涼しくなって、嬉しい限り。庭の植物も生き返ったようです。 というわけで、漢詩コーナー。今日は秋の有名な詩です。 最初に出てくる「琪樹」というのは、仙界の樹木で、美しい玉(ヒスイかな?)がなる樹のことですが、ここでは庭の樹のこと。寝床も涼しいから、寝苦しくないのですね。 「楚雲」は、楚の襄王が神女と遊んだ故事、「湘水」は舜王の二人の妃が王の死後身投げして、湘水の女神になったという伝説があるので、二行目では、昔美しい女性と共に遊んだ思い出のことだと思われます。 それを思い出して、思わず高らかに歌おうとしたら、鏡に映った現在の自分の姿が目に入って、思わず覆いをかけてしまった。あの頃の若者は、もう白髪頭の老人になってしまっているのだ・・・というちょっと寂しい詩ですね。 作者の「許渾(きょこん)」さんは、科挙には合格し、お役所勤めをしていたのだけれど、病弱なために免職となったらしいです。ずっと仙人世界に憧れていた人らしく、次のような話も伝わっているとか。 「許渾はあるとき昼寝の夢で、崑崙山に登り、仙人たちの宴会に招かれた。席上、一人の美女に詩を求められたのだが、作っているうちに目が覚めてしまった。夢の記憶を頼りに詩の続きを作って完成させたのだけれど、それから間もなく許渾は死んでしまった。仙女が呼びにきたのである。」 なら、ひょっとしたら、仙人世界で、ずっと詩作を楽しんでいらっしゃるのかもしれませんね。 では、最後に一句。 以前紹介した発掘中の遺跡、今は放置されているけれど、もうしばらくしたら埋め戻される予定のようです。そこに白い蝶がいたのをパチリと撮りました。 そこで一句「埋め戻す 遺跡まもるか 秋の蝶」 季語は「秋の蝶」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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