テーマ:身近な生き物(391)
カテゴリ:生き物
これは、旦那がもらってきて、さばいてくれたイカ。
九州甘口醤油の「あまかっちゃん」で香りつけをしたのが、大正解。 とっても美味しかったです。 こんなに美味しいなら、またもらってきてもいいかも・・・ と言っても、旦那は今日から宝塚市の娘のところに、庭仕事に行っています。 戻ってくるのは1週間後。 その間、うんと手抜きの食事になりそうです。 では、ユリのこと。 もうだいぶ前になりますが、こんなところに季節外れの高砂百合が咲いていました。 よそのお宅の壁だし、勝手にさわってもいけないだろうと、放っておいたら、 あらら、実ができていました。 高砂百合の実には、1000個くらいのタネが入っているらしく、 あまりの侵略ぶりに、見つけたら抜いてください、という勧告が出ているくらい。 それで、タネがばらまかれる前に、こっそり私が処分してしまいました。 今日は、気になっていた、やぶ椿と赤の山茶花の透かし剪定をしました。 連日の雨で、どんどん藪みたいになっていた庭木が、 少しずつ、すっきりした姿になっていくのを見て、なんか嬉しいです。 最後に、ハンミョウのことね。 わが家の庭には、もうずいぶん前からハンミョウが数匹住み着いているのですが、 今年は、まだ一匹だけ。 たぶん、それだと思うのだけど、 昨日、様子がおかしかったので、観察しました。 普通なら、すぐにちょっとだけ飛んで、私から離れていくのに、 今回は、全く飛びません。 それどころか、歩く姿もなんかぎこちない。 そういえば、前の日も、この場所にいて、逃げなかったような・・・ それなら、と、ペットボトルの容器下半分を持ってきて、ひょい、と入れて観察。 あらら、何があったのかわからないけれど、右側の真ん中の脚と、 左側の前脚と後ろ脚が切れています。 だから、動きが変だったんですね。 飛ばなかったのは、ひょっとしたら、翅とかにもダメージがあるのかも。 ハンミョウって、けっこう強そうなんだけど、もっと強い相手にやられたのかな? 生きた餌をあげるのは大変だし、庭の草むらには隠れ場所も餌もいっぱいあるので、 この写真を撮ったあと、逃がしてあげました。 いよいよ弱ってしまったら、アリとかにやられるかもしれませんが、 運がよければ、生き延びることができるでしょう。 そうそう、今日も大量に咲いているチリアヤメを見ながら、休憩していたら、 ふと、小さな穴に気づきました。 あらら、これは、もしかして・・・ 内側がつるつるだし、きれいな円形だし、サイズも、直径が5mmくらい。 中は空のようだったので、棒を突っ込んでみたら、7cmくらいの深さでした。 成虫が中で羽化して、出てきたあとの穴かもしれません。 ここは、濡れ縁の前で、土に適度な湿り気はあるけれど、雨が降りこまない、 アリや小さな虫たちは、けっこう頻繁に通りかかる、幼虫の巣穴に絶好の場所です。 ハンミョウの生活史を調べてみました。 1. 5~6月の繁殖期に産卵された卵は、10~20日くらいで孵化。 2. 6~7月頃から、穴の中で餌を獲りながら、脱皮を繰り返す。 3. 3齢幼虫になったら、そのまま、土中で越冬。 4. 春になったらまた、餌を獲りはじめ、栄養を蓄えたら、 7~8月頃に、サナギになり、1か月間を過ごす。 5. 巣穴の中で羽化して成虫になり、8~9月頃に、新成虫が地上に出てくる。 6. 成虫は餌を獲りながら栄養をつけ、集団で越冬する。 7. 越冬した成虫は、5~6月になると繁殖期を迎え産卵して、オスメスとも死んでしまう。 つまり、冬には、土中で越冬する3齢幼虫と、集団越冬している成虫がいる、 ということですね。 幼虫時代、あまり餌が獲れないときは、2年間くらい幼虫期を過ごすらしい。 そうしたら、寿命が4年くらいになってしまうこともあるみたいですね。 今回写真に撮ったメスは、昨年成虫になって冬越しをした後。 これから繁殖期、というところだったのかも。 他にも、まだ土中の穴で餌を獲っている幼虫の穴があるはずなんだけど、 それは、幼虫が体でふたをしてごまかしているので、なかなか見つかりません。 これからも、地面をよくよく見てみることにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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