悪魔の誘惑、天使の嘲笑。

もう随分前の気もするが、スマホを買った事がある。
というのはつまり、今はない。
言うなれば時代の流れに負けた。
そして、ＮＴＴドコモのあこぎな商売に完全に打ちのめされた。

さて、金五万ペリカも出して購入したGPRS対応のSH905様は、カメラの写真がめちゃくちゃ汚く、旅先でちょっと写真を撮る事すらためらうほどのひどいクウォリティだ。
その後買い換えた物も、タッチパネルの反応が悪かったり、動作がモッサリしていたりと、まるで次から次へ買い換えさせようと、わざと気になる不満点を添えて販売しているのではないかと思った訳です。
天下のSHARP様が。

でその後は、携帯とiPAD の併用という時代の若者コースへ。
むしろ当時衝動買いしそうになったマックエア(使い勝手悪過ぎ)の購入を、かろうじて思い止まっただけでも救いがあると思いたい。
iPAD はその後、一度も屋外へ持ち出す事はなく、既に娘様のよだれでドロドロである。

そして、狂ったように電化製品を買い漁るというストレス解消法を改める(かもしれない)きっかけになったのが、スマホである。

ちょっと欲しかっただけ。
ちょっと触ってみたかっただけ。
ちょっと所持してみたかっただけ。

それらの理由で安易に手にした小生。
チョロッと一ヶ月。
シンガポールとカタールに寄って帰ってきたあとですよ、
金ンン万円という意味不明の請求が。
ペリカではなく円です。

嫁様より、なんか高額請求の葉書がきとるがな、と連絡があって初めて発覚した。

意気揚々と帰国後、葉書を見せてもらうと、詳細はお電話で、とあるので早速電話してみる。

延々と流れる保留音。
５分以上待たされた挙げ句、しばらく経っておかけ直しなさいとの音声。

しばらく経っておかけ直すも、また延々と保留音が。
苛々する気分を落ち着かせるため、保留音に適当な歌詞をつけて歌いながら待つ事更に５分。

突然、声に抑揚をつけすぎた感じのオペレーターが

　大変お待たしゃしゃました！

みたいな案配で、応答。


ここからが酷かった。

次回へ続く。