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カテゴリ:カードゲーム DM
カードゲームの話
前回のあらすじ 司とホルスの猛攻を耐え、何とか勝利を収めた佐輔とミスティ。 しかし彼女等の真の目的は、戦う者達の闘気と力を奪い、戒斗だけを救出する魔法薬を精製する事だった。 その場を去った司とホルスをただ呆然と見ていた佐輔とミスティに時間は残されておらず、合流した文香と共に、火渡の元へと終結し始める事にした。 その頃、覚醒次元に幽閉されていた槍介は、そこに住む未知のクリーチャー『爆竜フレームシヴァXX』から、新たな力の存在を知る事になった・・・ 覚醒次元 浪「サイキック・クリーチャー?」 フ「そう。サイキック・クリーチャーとは、この覚醒次元から力を得た強力なクリーチャーの総称で、不死の命と絶対的な力を誇る強力なクリーチャーなんだ。彼等は普通のクリーチャーとは違い、超次元呪文と呼ばれる呪文から君達の世界に降臨し、一定の条件を満たす事で更なる力を発揮出来るんだ。そしておいら達XX族は、そのサイキック・クリーチャーと共に戦う種族って訳さ」 浪「不死の命に絶対的な力・・・そんな力を持ったクリーチャーが本当に実現するのか!?そいつ等と心を通い合わせれば、伊坂と博明を助けだせるんだな!?」 フ「勿論。ただね、誰にでも呼び出せる訳じゃなく、呪文の能力に長けた者・・・君等でいう『エンチャンター』と呼ばれるデュエリストか、クリーチャーとの絆が物凄く強いデュエリストでないと呼び出せない・・・つまり槍介、君にはその資格があるんだよ。それは君の2つのデッキから伝わる絆の力を見れば解る事だしね」 浪「そっか・・・だったら頼む!フレーム!俺にサイキック・クリーチャーと会わせてくれ!俺、どうしてもあいつ等を助けたいんだ!」 フ「合わせる事は簡単だよ。だけど、相当辛い思いをするけどその覚悟はあるかい?」 浪「ああ、俺はどんな事があっても友達を見捨てたりなんかしない!その為だったら、どんな辛い試練だって乗り越えてみせる!」 フ「・・・良い目をしてるね・・・解った、じゃあ早速始めよう。超次元のデュエルをね!」 一方、旅館~白泉~では・・・ 竜「いけ!ヴァルキリアス・ムサシ!」 ガオォォォォォォォォォーーーーーーーー! 赤「辛抱してくれよ博明!俺がお前の暴走を止めてやるからな!!」 火「・・・温イ!」 ジャキン! 桜「あ!?またあのデッカいクロスギアを!?」 神「あんなので攻撃されたら、この辺り一面が吹っ飛んじゃう!!」 竜「そんな事はさせないさ神谷!俺達が何としても、あいつを食い止めてみせる!」 火「ヤレルモノナラ、ヤッテミロ!マズハ貴様カラ消シテヤル!」 竜「!?」 赤「危ない!!」 ガキーン!! 竜「・・・!?赤羽さん!?」 桜「赤羽先生!?」 火「ホォ、俺ノ斬撃ヲ真剣白刃取リデ受ケ止メルトハ中々ヤルナ・・・ダガ、何時マデソレガ持ツカナ?」 赤「グォォォォッ!!な、何をしているんだ2人共!俺が押さえてる間に、博明を止めるんだ!」 桜「赤羽先生・・・獅牙さん!」 竜「ああ、槍介の事も心配だが、今は目の前の状況を協力して何とかしよう!・・・行くぞ!!」 桜「了解です!殲滅武装!ジェノムカリバー アーチェル!!」 火「・・・愚カナ」 バチバチ!(指先から雷を2人に浴びせる) 竜「グォォォォッ!?」 桜「キャァァァッ!?」 ドサッ! 竜「な、何だ今の雷は!?」 桜「まさか・・・雷魔さんの魔術も使えるなんて・・・」 火「ソレダケデハナイ・・・フンッ!」 ゴォォォッ! 神「うわあぁっ!?」 赤「があぁぁっ!?」 竜「神谷!?」 桜「先生!」 火「今ノ炎ハ威嚇ダ。変身ヲ解ケ。攻撃ヲ中止シロ。サモナクバコノ者達ヲ容赦ナク灰ニスル!」 竜「・・・」 桜「・・・」 シューン・・・ 火「ソレデ良イ。オ前達ハ俺ガコノ世界ヲ破壊スルノヲ、指ヲ加エテミテルダケデ良イノダ!」 竜「くそっ!俺達にはどうする事も出来ないのか!?」 桜「火渡さん・・・もう、元に戻す事は・・・」 文「諦めるのはまだ早いぞい!」 ヒュンッ!(カードが火渡に投げつけられた) 火「・・・フンッ!」 バチッ!(雷で燃やす) 風「この野郎!いい加減目を覚ましやがれ!」 ガキーン!! 火「グッ!?」 翠「ふぅ、危ない所だったねみさっち」 ミ「水郷ちゃん、大丈夫ですか?」 桜「ミ、ミスティさんに範人君・・・」 白「竜馬さんもご無事のようですわね」 竜「す、すまない・・・それより、神谷達は?」 鬼「ああ、2人共ちゃんと助けたぜ。安心しな」 神「うう、流石にアレは怖かったよ・・・」 文「赤羽殿、お前さんほどの男がこんな所で死なれては困るぞ」 赤「はは、苦労をかけて申し訳ない・・・ケロはどうしたんです?」 文「ああ、小坊主ならわしの攻撃を受けて気を失っておる。なぁに、命に別状はないぞ」 伊「・・・う~ん・・・」 赤「そうですか。ご協力感謝します。とすると後は・・・」 蒼「・・・なぁ水郷、槍介は何処なんだ?さっきから姿が見えないんだけど・・・」 桜「それが・・・」 火「戦イハ、マダ終ワッテナイゾ!」 ゴオオオッ! 全「うわああああああああぁっ!?」 再び覚醒次元 浪「・・・ハァ、ハァ・・・」 フ「どうした槍介!そんなんじゃあの方の力を使いこなせないぞ!」 浪「ハァ、ハァ・・・」 フ(腕に鉛のデッキケースを装備させてのドローの儀式・・・これまで何人ものデュエリストが挑戦してきたけど、成功したのはほんの一握りだけ。サイキック・クリーチャーを呼ぶにはデュエルの技術は勿論、そのデュエリストの信念がサイキック・クリーチャーに届かなければならない・・・槍介ならあの方を呼び出せると思ったんだけど、この様子じゃ・・・」 浪「だ、大丈夫だ。俺は言った筈だぜ?友達を救う為だったら、どんな辛い試練だって乗り越えてみせるってな!」 フ「・・・そうだったね。それでこそあの方が見込んだ男だよ。さぁ槍介!もっと己の信念を込めて、カードを引くんだ!」 浪「おう!行くぜフレーム!」 ドクン・・・ドクン・・・ 浪「(俺は信頼出来る仲間達のお陰で今の俺でいられるんだ。そんな大切な仲間達を護る為にも・・・力を貸してくれ!サイキック・クリーチャー!)・・・ドロー!」 ピキーン!(引いたカードにイラストが描かれた) 浪「・・・こ、このカードは・・・」 フ「やった!やったな槍介!」 浪「そうか、俺、サイキック・クリーチャーを・・・」 そして、旅館~白泉~では・・・ 火「俺ヲ倒ス等、出来ルハズモナイ・・・」 風「クソが!俺様達じゃどうにもならねぇってのか!?」 ミ「せめて、私達に変身する力が残っていれば・・・」 桜「うう・・・」 ギュオオオン(突如空間が歪み、槍介が現れた) 浪「・・・」 蒼「槍介!無事だったんだな!?」 翠「でも、何か兄貴の様子変だよ?」 浪「・・・」 蒼「槍・・・介?」 白「何だか、怖いですわね」 鬼「・・・婆さん、あいつのあの様子は・・・」 文「うむ、あやつからとんでもないエネルギーを感じるぞい・・・もしや!?」 火「・・・貴様ハ」 浪「俺はお前の暴走を食い止める為、新しい力と仲間を手にした・・・勝負だ!博明!!」 この続きは第14話『Rバトル!漲る愛と友情!!』に続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月11日 22時33分51秒
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