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カテゴリ:海外
週刊文春の新年特大号を読んでいたら、「ものづくり、人づくり対談」の第5回目に
前米国国防長官のコリン・パウエル氏が出ていました。対談のお題目は、「日本の 明日を担う”人づくり”」ということで、日本の若者へのメッセージを語っています。 パウエル氏は、イラク戦争が泥沼化する中、中途半端な時期に政権を 離れましたが、開戦直前までは、開戦に反対していたことをご記憶の方も多いと 思います。ジョージ・W・ブッシュ大統領本人やネオコンの側近たちとは違って、 この戦争が上手くいかないことを、初めから知っていたわけです。 後の祭りですが、イラク戦争開戦の直前もしくは直後での辞任すべきだったと、 後世の人間は考えるはずです。 こういった場合、分かっていなかった人間よりも厳しい非難が浴びせられるという、 理不尽な状況も、今から覚悟しなければならないでしょう。彼について書かれる 伝記の数だけ、この点が繰り返し非難されるとしても、不思議ではないのです。 氏のメッセージの概要については割愛しますが、最後にこんなことを言ってい ます。 「(皆さんは)先人が未解決のまま残してきた諸問題も担っていかなくては なりません。我々は引退していく身ですから、そうした大きな仕事に若い皆さん がどう取り組んでいくのかを楽しみながら見物させていただきます。頑張って ください。Good Luck!!」 ご存知のように、イラク戦争はまだ終わっていませんが、パウエル前長官は、 このBad Luckを残したまま、引退気分になっているようです。 P.S. アメリカのボーイズたちは、今年のクリスマスには本国に帰れるの だろうか、、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.02 12:00:31
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