続・現行プレーオフに反対の立場を取りたい。
先週の週刊ベースボールで解説者達が自分達のプレーオフ反対論を覆している中、我が師とも言うべき、豊田さんは「5球団で3つの椅子を争ってどうする!」と批判されていたが、そんな豊田さんに私は言いたい。「豊田さん、5球団でではなくて4球団だ!!」と・・・。仙台の新球団は現状では争う相手になり得ないだろうが、選手・ファンからも嫌がられているオリックスが一年目からチームがまとまって上位に食い込むというのはまず難しく、実質4球団で3つの椅子を争うことになるのだ。阪神ファンの友人も「シーズン中、一位になって新聞を見るのが楽しみなのにプレーオフが開催されたらそんな楽しみも奪われるし、2位以上を確保している場合は盛り上がり所を最後まで持ち越されるだけ、3位と4位の差が今年のように縮まっていなければシーズン終りの盛り上がりもなかった。結局、賛成者は一回限りの盛り上がりが毎年起こると錯覚して賛成しているに過ぎない。」と批判していた。現行のプレイオフは変貌を遂げて誰もが納得する形になって欲しい。ただ、私は前回提唱した「西地区・東地区」のプレイオフにも現段階で問題がある。ここでは球団の数を増やす難しさはひとまずおいておいて、増えるのは当然西地区という事なり、西地区での優勝の質が問題として浮上してくる。この時点ではダイエーが残っていると考えて話をするが、西地区はダイエー、オリックス、新球団1、新球団2という構成になる。東地区の西武(こちらも存続していると仮定)、ロッテ、日本ハム、新球団ではリーグのレベルが違うのではないかという批判も出よう。プレイオフに関しては今後様々な形を模索する必要が急務であると思われる。