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2008/02/13
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カテゴリ:読書感想





【アヒルと鴨のコインロッカー】 評価:★★★
伊坂 幸太郎  

アヒルと鴨のコインロッカー
【内容】
引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!?


   <読書感想>


「めでたし」で終わらない物語は嫌いだ。
映画だって、「レオン」、「ライフ・イズ・ビューティフル」、
「グリーンマイル」、「タイタニック」は嫌い。




読み始めて幾分もしないうちに、
「めでたし」で終わらない本なのだとすぐに悟った。


それでも最後まで読んだのは、物悲しさが薄かったからだ。
感情がむき出しでなかったから。




『政治家が間違っている時、
  その世界の正しいことはすべて間違っている』



今就いている仕事は、白黒のほぼない、全てがグレーゾーンの
仕事だからお客さんに良く聞かれる。

「それが正しいって誰が決めるんですか?」


ああ、そうか。

「そうなっているから正しい」
ではなく、
「正しくないかもしれないけど、そうなっている」

と答えるべきなのかな?

正しさは、人それぞれ違う。
他人にとっては、理不尽なことだらけだ。







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最終更新日  2008/02/14 12:32:01 AM
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