作文指導では、説明文(理論文・意見文)も書かせたい
拙宅にも春が来ました。東京・三多摩 今までの作文教育では、遠足・学芸会など、したことを書く指導(これは行事作文といわれています。)に力がいっていたように思います。それも大事ですが、説明的な文章の指導も重要であると、僕らの研究会では考えて来ました。では、どのような説明的な文章が書けるようになったのか、その指導は、どのようにしたのかそれを、ご報告して、皆様とご一緒に考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 人気blogランキングへ 応援の ポチしてくれたらランキング画面がすべて開くまで待ってね!!まず、4年生の子供が、書いた説明的文章す。(代表的な子どもだけではなく、すべての子供がこのように書けました。) 4年生の子どもが、これを書くことによって、説明文とは、どういうものかを学んだと思います。ですから、それは、これから説明文(理論文)を読む時、説明的な話を聞く時、する時にも役に立つと思いますね。その指導は、まず、次のように題を決めさせました。(ピンクのカードに書かせました。) 次に、副題を書かせました。(黄色のカードに書かせました。)その次に、題と副題の理由を書かせました。(緑色のカード) この説明文で宮崎君は、『予定表』という題にしていますね。副題は、宮崎君は、『ためになったこと』と、記していますね。緑色は、この題と副題の理由を書く短冊で、『全国の4年生に知ってもらって、実行をしてもらいたい』と、書いていますね。(自信をもっていますね。)つぎは、副題の事実を書かせました。 この副題の事実を書くことを、どうして考えたかというと、「為になったと言っても、それだけでは、読んだ人・聞いてる人には、分からないので、それをどうすればいいか」と、子どもに問いかけました。すると、加藤君が、「『為になった事を書けばいい」と発表しました。4年生でも、このことは、さっと、分かりましたね。これは、事実のことですよね。子どもって、鋭いと思いました。これには、全員賛成しました。この加藤君は、この発表で、友だちから、その力を認められ、はにかんでいました。そこで、これを、副題の事実ということにして、それを書きました。この副題の事実について文章に書けば、もう、説明的文章になるのですね。それを書いたものが、上のものです。この、宮崎君は、日本で、ちょうどサッカーが、はやり出した頃の子で、サッカーに夢中でした。授業が始まっても、埃だらけの顔に、汗が吹き出しているような子でした。(今は、お父さんになっています。)忘れ物が多く、宿題など良く、忘れました。この子たちに、予定を立てて、生活すればいいというヒントを僕が出すと、その予定表を作成して、生活を始めました。それから、サッカーが楽しめ,忘れ物もなくなり、勉強もよくするようになりました。保護者は、注意しなくても良くなったようです。以上の指導の説明が、必要かと思います。それは、次回です。 以上は、下記の本に出ています。『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年(読売教育賞賞外優秀賞 受賞)波多野完治さんから、「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。 残念ですが、絶版です。しかし、アマゾンの古書で売られています。* 下記にもありました。(net販売です)『小学生の作文教育』 小林喜三男・田村利樹編、明治図書、昭58、2冊渥美書房 7,350円 * コメントをお寄せ下さい。直接の返信は、時々しか、していませんが、 ぼくは、勉強させて戴いております。感謝です。下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。 人気blogランキングへ 下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。次は、朗読・表現読みの本です。教室の指導・読み聞かせで役に立つように書いてあります。 下記で、以前に書いたブログが紹介されました。漢字と 作文の実践です。 これらの 実践は、仲間・先輩の実践に学び、 さらに、それを発展させるということの繰り返しから生まれたのものです。それを取り入れることで、子どもが喜び学力がつく授業ができ、そのことに教師は、生きがいを感じるのではないでしょうか。 漢字の学習 主述の関係とテーマ性 下記の本は、僕らがまとめた漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。 基本的なことが、書いてあり、漢字指導の羅針盤のようなものです。 国字問題研究会・漢字指導法研究会 http://members.jcom.home.ne.jp/kotoba/kokuziken-index.html こちらは、1字・1字の指導の練習帳です。僕らが、作成したものです。