これから。。。
キャリアカウンセラー資格二次試験という、自分の課題をひとつ終えました。合格発表はまだ先ですが(^^;)とりあえず、一つの節目は越えたところです。試験の終わったこの夜、ほっとしながらも、改めて考えています。なぜいま、わたしはこうしてキャリアカウンセリングに取り組もうとしているのだろうと。試験は、面接試験でした。実際のカウンセリングを想定して、受験者がカウンセラー役を演じます。目の前には、相談事を抱えた相談者役の方が座っています。試験官が見ている中、カウンセリングを行っていきます。相談者役の方は、相談内容を話してくれました。当たり前だけど、でも当たり前に思えない自分がいました。ひとが自分にデリケートな話をしてくれるとは、それだけでもすごいことではないだろうか。初対面の人、それがカウンセラーだからと言って正直な思いを話をしてくれるとは限らない。返って話してくれない人もいるかもしれない。少なくとも、いま、この人は話をしてくれている。。そう思うだけでまずありがたく、そして、彼女の声や言葉だけでなくその根源にある気持ちを観つめたい。。。そう思いながら、彼女の表情を追っていました。これは、試験。試験の一場面。そうだけれど、わたしは実際の場面にいる錯覚を覚えていました。いや、正しくは、少し違うかもしれない。そもそも、試験に入る前から、今日は本物の相談者に会うような気持ちでいました。本当に、現実の相談と変わらず、相手の方のココロに出会いたいと思って、会場に向かっていました。・・・・・ココロに出会うとは、どういうことなんだろう。ココロには、出会えるのだろうか。「出会った」と自分が思ったところで、それは幻想に過ぎないかもしれない。それでも・・・・誰かがふと、すれ違った気配。近くに感じた空気、香り、風、影。それはおそらく、本当だろう。お互いが感じた、というなら、相手は近くにはいるのだろう。そうやって、半ば手探りでも二者が歩み寄って、それを感じあえたなら空気は温かくなる・・一人では寒かった森もぽっと小さく照らされて、こころがあかるくなるのだろう。それで、いいのではないか。それが、いいのではないか。。わたしがなぜ、キャリアカウンセリングに取り組むか。キャリアという問題には、現代の大きな背景があります。それはまた別として、人々のこころのまえに、寒いと感じるこころのまえに、小さな明かりを、一緒に灯したいからかもしれません。そして、相手のために灯したつもり明かりは、実はわたしのこころまで照らしてくれるもの。。なんて、ありがたいことなんでしょう・・