伊勢家→北条家伝統の秘技とは?
伊勢氏本家には、秘技をもっていた?作家、司馬遼太郎さんが、北条早雲について書いた「箱根の坂」の記述に、「伊勢家本家には、つくり鞍というブランド商品的な鞍を手作りする技術が相続」されており、2代目北条氏綱そして三男の北条長綱(幻庵)にも教えていた事実があるという。このことについて司馬遼太郎さんは、「鞍をキーに考えると早雲の前半生が、伊勢家に密着した存在であったことも伺える。」と考察している。私自身のこの事実の感想はというと、もちろん上記もあるとは思うけど、いいものをつくる人ってのは、物の大事さってのが非常によくわかる人であると思うし、そしていいものを作る人の大事さもまたわかる人だろうと思います。実際、北条早雲は、針をも余ったものは蔵に大事に保管し、必要なときに必要なものにわけあたえていたといいます。また、後の小田原を中心とした職人衆の町の形成、そればかりか、日本の芸術を代表するような狩野派の方々まで、小田原にやってきたことは、きっとこうした北条家の背景に起因しているんではないのかなあと思います。ここで、ちょっと連絡、せっかく書き始めたこのコラムですが、明日から、1週間の出張でちょっとお出かけしてきます(途中携帯で更新できればしますが、余裕あるかな?)正常再開は2月17日からの予定です。☆今日のリンク史劇的な物見櫓歴史にくわしい筆者(というか、職業としている方)が、最近のいろんな事件を歴史をもとに考察し、掲示板で議論しようというHPです。新聞などでもなかなか語られないいろんなルーツがみえるよいHPだと思います。