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【送料無料】東京放浪記 [ 別役実 ] 長野の高校卒業後、東京に出、50年暮らしても、 放浪感があると著者は書く。 感覚的には分かるような気がする。 おいらも、高校を卒業し東京に行きたかったのだが、 安田講堂の影響で東大の入試が中止になり諦めた。笑 実は学力と金銭的な問題なんだが。 ただ、当時、寺山修司の「天井桟敷」や唐十郎の「状況劇場」などの、 いわゆるアングラ劇団が元気があり、常に焦点は東京の文化活動にあった。 結局おいらは、名古屋に行ったのだが、瀬戸の山奥のイベントで 焼酎を回し飲みしていて、ある弱小アングラ劇団に誘われ 心は動いたのだが、賢明なおいらは断った。笑 あれ行っていたら、人生どうなっていただろうか。 ま、寺山とか唐には当時いかがわしさもあり、 おいらは別役の戯曲なんぞを読んでいた。 そういう意味で、別役がどんな視点で東京を見ていたのか 興味があり、この本を衝動的に買った。 犯罪評論なんかやってるの知らなかったのだが、 津山事件があった。 おいら今ワイドショーを騒がせている山口の周南市の5人殺しを見聞きし この津山の30人殺しをすぐ連想した。 と言っても生まれる前の事件であり、映画「丑三つの村」で知ったのだが。 この映画で田中美佐子のファンになった。笑 主演の古尾谷も印象的だったが、この映画に呪われていたとしか思えない 不可解な自殺だった。 山口の被疑者も自殺している可能性はあるのでは。 かように、本題以外に考えさせられる本だったな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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