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大下流国家 「オワコン日本」の現在地 (光文社新書) [ 三浦展 ] 前回、続くとしたが、あれで終わりにする。汗 今回取り上げたのは、この本。 著者は、マーケティング情報誌「アクロス」の元編集長。 おいら、仕事は営業企画と言うか、マーケティングもやっていて、教科書はコトラーの「マーケティング・マネジメント」で.トレンドな情報は、この雑誌から得ていた。 80年代、ウィンドウズ95も、まだ出ていないから、NECのソフト.LANシリーズで資料を作っていた。 誰も使えないから、分厚いマニュアルを独習しながら、こなしていた。 当時、パワーポイントがあったらな。笑 さて本書、格差社会と言われる現在の日本人の意識と価値観を、2523人のサンプル調査を、様々な階層ごとに、分析したものだ。サンプル数が少ないので、階層の種類によっては、100人以下のもあり、正確性がどうか?と言う設問もある。 (申し込みしていた期日前投票の投票用紙が届いた。裁判官は毎回、全員Χにしている。笑) 選挙前に新聞各紙の支持政党などの世論調査の結果が出るが、これくらい細かい階層に分けなければ、現状を反映してないのでは。 自民党を支持する若者が多いというイメージだが、アンケートでは、自民党といっても、投票は別の党とか 。先週の静岡の補選では、無党派の7割が野党候補に投票したように。 かって、1億総中流という時代があったが、上流とまで行かなくても、下流にはならないだろうという明るさがあった。しかし、現在、中流から下流に落ちるケースは多々あっても、その逆は少ないだろう。 ただ、昔のような悲壮感は少ないようだ。 今の生活が継続出来れば、それでいいというような。 価値観の違いということだろう。 経済停滞の30年と言われるが、20年が30年に伸びたのは安倍政権の無策だ。 その安倍政治の評価が面白い。 高収入の勝ち組といわれる、上流での評価は高いが、非正規等の低所得層の評価は低い。 学歴をクロスさせると、また異なる。安倍は成蹊大学出身。この調査の階層分けでは、下流に当たる。 この階層では、上流階層の評価が低く、何故か下流のバブル世代の評価が高い。同じレベルという愛着と分析しているが。 選挙戦も後半に入ったが、似たようなバラマキ的な公約が、飛びかっている。政治家は国民をなめてもらっては困る。 悪夢の安倍、菅政権を、繰り返したいかどうかが、争点の選挙だ。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月27日 18時06分29秒
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