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終活日記

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2013年09月27日
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【送料無料】クレイジー・ライク・アメリカ [ イーサン・ウォッターズ ]
近頃やたらと「うつ病」という言葉がメディアなんかで
目立つようになったな、と訝しく思っていたが、
本書を読み氷解した。
特に4章の「メガマーケット化する日本のうつ病」を読むと
日本の現状がよく分かる。

こういう状況は大手製薬会社の巧妙な戦略で
ある病を治癒するためにクスリを開発するというより
よくわからない症状を研究データを都合よく捏造し
特定の物質に抗するクスリを作り、病名自体を普遍化させる
ということだ。
現在問題になっている「高血圧剤」も同じことだ。
勉強不足の医者が大量に患者にばらまき
製薬会社が儲かるという仕組みだ。

そもそも効果が怪しげだし、心の病を他者に委ねることの少ない日本人
だが、バブル崩壊後の閉塞した社会と自殺者が毎年3万人を超える
という今の日本が、欧米の製薬会社にはターゲットとして
おいしく見えたんだろう。
必要以上にダイエットが叫ばれ、あらゆる種類のサプリメントが出回ってる
現状をみると、「うつ病」も病気として定着しないか心配だ。

洋画なんかでは、ささいなことにカウンセリングを受けるシーンが
よくあるが、これなんかもエステのよう広がったりして。
そもそもキリストベースの欧米の文化と日本の文化は本質的に異なる。
本書にあるが、スリランカの津波の際、文化も言葉も理解しないカウンセラー達が
大挙して集まり、現地では大混乱になったとか。
東日本大震災では、被害者たちの態度を早いうちから映像で見たせいか
こういうバカ者は集まらなかった。
もっとも、放射能を恐れたせいかもしれないが。

おいらの言いたいことも本書のタイトルにつきるな。

左のCMの欄にも現れるが

【送料無料】のんではいけない薬新版 [ 浜六郎 ]
も併読している。








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最終更新日  2013年09月27日 09時27分50秒
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