映画 「ブラウンズ・レクイエム」
ジェイムズ・エルロイの処女作「レクイエム」の映画化。おいらほとんどの作品読んでいるが、初期の2作品は未読。同じく映画化された「LAコンフィデンシャル」や「ブラック・ダリア」に比較するとかなりB級ぽい。それがいいんだけど。笑警察をクビになった、ヒマな私立探偵のもとにある男が、妹と暮らしている男の身辺調査を依頼しに来る。捜査を進めるうちに、クビにした上司の不正行為が見えてくる。怨念からどんどん深入りしていくことになる。エルロイの作品はノワール(黒い)なんてジャンル分けされるがそういう意味ではないが、できれば強いコントラストの白黒で表現してほしいなあ。この映画、ラストだけ白黒になる。脱線するが、昔パート・カラーと呼ばれた映画があった。制作費の節約なのか、エロ映画に多かった。なにのシーンだけカラーになるんだが、当時ボカシの技術も稚拙だったのか、真ん中に花瓶が写っていたりする。笑そういうのがお決まりになってしまうと、笑うしかない。妹役のセルマ・ブレアがいかったなあ。評価 ☆☆☆☆(かなり贔屓目)