岡田慎一郎さんの古武術介護入門
去年の秋に、甲野善紀さんのお弟子さんである岡田慎一郎さんの講習会に参加しました。雑巾絞りの項で思い出したのですが、朔夜にとっての「身体の楽な使い方」入門ができたのはこの講習会がはじまりだったような気がします。振り返る意味もこめて、少しだけ書いておきます。※この記事を書くため関連リンクを調べたら、前回参加した会場で3月にも講習会があるようです。また行ってみようかな。-----「週刊医学界新聞」の記事に岡田慎一郎さんの記事があり、これはWEB上でも見ることができます。(第1回はコチラ)→リンクをたどると現在の最新記事「第8回」まで読むことができます。講習会の内容も、おおむねこの記事に沿ったものでした。講習会は「身体に負担のかからない介護方法」がテーマでしたが、介護に限らず日常の動作に通じるものがある内容でした。講習会で実際に取り上げられた動作は例えば・人に寝返りを打たせる・人を椅子から立ち上がらせるなどですがここで重視されていたのは◆自分の力はほとんど使わず相手(寝返りを打つ人、椅子から立ち上がる人)の力を利用して動作を行う◆自分の力を使うときは、腕だけの力を使わず体幹部分の力を使い、よりラクにより大きな力を出すということでした。中でも私が気に入ったのは「長座位からの立ち上がりを1人で介護!」の項コチラを参照でした。気に入った理由:「講習会の課題の中で私が一番ラクに出来た動作だったから。」先生が参加者全員に技をかけて実体験させたのち、各自が行うという流れで教えてもらいました。参加者全員(ざっと20人)が並んで足を伸ばして座り、後ろから先生(細身で優しそうな男性)が「しゅるしゅる~」と次々に立ち上がらせていく様子はなかなか小気味良く、圧巻でした。