急患受け
今ね、医者と喧嘩してるって言うと変だけど、急患受けについて、意見が対立してる。NICUには、最近はいつも定数以上の患者がいる。急患を受けるために保育器や人工呼吸器に余裕があるならいいけど、余裕がなくてもまだ人工呼吸器が必要な患者の人工呼吸器をとるのだ。また、保育器管理が必要だと思われる患者を保育器から出すって言うのだ。やっと、ここまでよくなってきた赤ちゃん。今はどう考えても無理するときではなく、もう少し様子を見たほうがいいから「まだ早い。」って言うと、「治療をするのは医者だ。責任とる。」と言われ、急患が来なければずっとそのままだったのに、その患者は無理をさせれることになる。それで、状態が悪くなった子もいないととは言い切れない。確かに急患は受けたいよ。私は、定数以上でも受けれる体制が整っていれば、受けることに賛成だ。それで仕事が忙しくなっても、全然構わない。でも、体制が整っていなければ、他のNICUに問い合わせてもいいのではないかって思う。じゃないと、助かるものも助からない。「急患受けは、状況を判断して受けてください。」って言ったら、例のM先生が「じゃあ、それ誰がするの?自分が出来るの?」って反論してくる。「そうじゃなくて、このままだと全員悪くなりますよ。体制作りのことは、病院長に掛け合います。現状を言いますよ。」って言ったら、黙っちゃった。救急車で運ばれたけど、どの病院からも断られて患者が亡くなったというニュースを聞くと、辛くなる。だからこそ、十分な体制を整える必要があると思う。