デジタルでアナログを刻む ~ 宮島達男
「それは変化しつづける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」という作品です。同じ日のニッキでも書いたように、東京都現代美術館・MOTコレクションの特集展示「みんなのなかにいる私」で見た、宮島達男さんの常設作品です。あまりにも素敵で感動したのでsoutainさんの写真を拝借させていただきました。===時間を忘れてぼうっと光の前に立って、最初は、行き急ぐようにチカチカと点滅する1から9を追っていました。そのうち、1つ1つの光のペースが見えるようになってきて、いちばんユックリ、あれ・・・?壊れて止まってる?というほどスローな1 ・ 2 を刻む光を見つけ、最後には、ついに、作品の前に立ち去る前に一度も「1」が現れなかったマイペースな光もありました。光るも、止まるも、自分で決められるんだなあでも、自分で光ろうとしなければ、ずっと光ることはないんだなあだって、ペースは強制されるもんじゃないもんねそんなことを思いました。同じように思い、水に浮かぶ光を見て感動し、ことばがうまく出てこなくて、涙したことがありました。「Sea of Time'98」直島の「角屋」にある、同じく宮島達男さんの作品です。ふみさんの写真を拝借させていただきました。===2002年春、会社に入ってまもなくのころ、同期のみんなで見た、あの光でした。5年経って、自分と、同期の面々が、それぞれの光に思えてしかたなくて、みんなで、またあの水にゆらゆら浮かぶ光を見ながら話ができたら最高だなあ、と思いました。