ダウン症のピアニストのコンサート
・・・と言うのに本日母と行ってきました。看護学校主催の公開講座という主旨で、ちゃんとした市のホールでのコンサートでしたが無料でした。ピアニストの彼は私と同じ年齢で、父親を7歳の時に胃癌で亡くし母親に女手一つで育てられてきたそうです。養護学校を卒業して現在は作業所でパンやクッキーを焼いて販売しているということです。ピアノの方は9歳で始め、現在は3枚のCDをリリースしています。ピアノ演奏は2部構成になっており、1部は自作曲の独奏、2部ではチェロ奏者とのデュオでクラシックを中心にプログラムが組まれていました。コンサートを聴いた感想は、まずとにかく自作の曲がイイ!!素直に良いなぁと思える曲ばかりでした。そして音色はやさしく暖かかったです。表情や言動を見ていると、確かに障害があるのだなというのはわかるのですが、ひとたびピアノを弾き出すと、その姿からはとても障害のある人のようには見えなくなってくるから不思議です。フツーに上手い・・・!(笑)ちょっと、こないだ見た映画「4日間の奇跡」に出てくるピアニストの女の子を思い出しました。曲によっては即興交じりのものもあり、20分近く弾いてた曲もありました。お母さん曰く、「ノってくるとどんどん長くなる」のだそうです。(笑)チェロとのデュオも良かったですが、個人的にはやはりオリジナルを弾いていたときの方が彼の持ち味が良く出ていたし(当然かもしれませんが)強く印象に残りました。彼はちょっとクセのあるタイム感で演奏するのですが、デュオにおけるチェロ奏者(若い女性)は、さすが4年ほど一緒にやってるだけあってピッタリと寄り添うような息ピッタリの演奏を聴かせてくれました。う~~ん、、ホントはもっといろいろ思うところがあったのですが、上手く言葉に出来ないのでこれぐらいにしておきます。(^ ^;あ、ロビーで普段販売しているというクッキーが売られていたので買って帰りました。素朴ながらめちゃくちゃウマイ!!夕食後だというのに、母と二人で食べまくってしまいました。(苦笑)