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2007.04.05
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パァ、出た!
ピーター・ハイアムズ監督お得意のB級的SF映画。
WOWOWにて字幕版を視聴した。



今回はタイムトラベルで過去へ旅する技術を得たタイム・サファリ社が
利益確保の「恐竜狩りツアー」を企画したため、
時間の流れを変えてしまい大騒動になる話。

と言っても当然、物語の中でもリスクがあるのは承知しており、
用心に用心を重ねて行なわれたツアーだった。
例えば、行き先の過去とは火山噴火直前の場所で、
対象の恐竜は狩っても狩らなくてもどのみちそこで灰になる運命。
ツアーは毎回、そのピンポイントの時空を狙って行なわれる。

しかもツアー客は元の時間に繋がったままの
「限られた地面しか踏まない」という制約を設けられている。
おまけに帰還後はバイオスキャンして
余計なものを持ち帰ってないかチェックする念の入れよう。

<ネタバレ注意>

しかし、客の一人が蝶を踏んだばっかりに現在の時空が変異し始める。
(原因は当分不明なまま進む展開だが)
その時空変化は数回に分かれ、波のように襲って来た。
まず、植物の進化に影響。次に虫。次に動物。
そして最後、人間に変化が及ぶ前に原因を突き止め、
過去を修正しなければならない。

レイ・ブラッドベリ原作という事でアイデアは面白い。
・・・が、ハイアムズの映画はどれも盛り上がりが今ひとつだ。
たぶん、登場人物を描き切れていないから
観客が感情移入できないのだろう。

それでもB級映画好きとしては見逃せない監督だ。
基本路線においてハズレがない。
最もお気に入りはギリギリでB級の壁を超えた「カプリコン1」

タイムトラベル映画としては他にタイムコップがあり、
B級モンスターホラー映画としては「レリック」が挙げられる。
いずれもB級映画としては秀作。
エンド・オブ・デイズと2010はA級ながら今ひとつの評価だったが、
個人的にはそこそこ好みな作品。

ハイアムズは撮影監督あがりでアクションシーンの描写は元より、
かつて脚本も手がけた器用さが特徴。
基本、ハッピーエンドに仕上げるため爽快感を得られるものが多い。

ところで、このサウンド・オブ・サンダーだが、
タイムパラドックスを扱うにしては
脚本に穴がありすぎる。
バック・トゥ・ザ・フューチャーの方が数倍優秀だと思う。
(サウンド・オブ・サンダーの脚本に監督は関わっていない)

死ぬはずない蝶を踏み殺したため歴史が変異したという話だが、
あの巨大な火砕流が来たら、どのみち蝶も灰になったはずではないか?
靴の裏に付けて持ち帰ったから、という話だったとしても不可解。
そこまで繊細なら、それこそ気流を乱しただけで変化は起きたはず。
・・・で、気流の話。
蝶と言えば「北京で蝶が羽ばたけばニューヨークで嵐が起きる」
カオスの例えに使われたバタフライ効果を思い起こさせる。
その連想のためだけの蝶じゃないのか?

バイオスキャンを経費節減のために省いたとしても
最初から重量の変化はチェックできてたはず。

そもそも段階的に変化が訪れるという設定が苦し過ぎる。
どうしても死んではいけない人物だけ生き残る都合の良さもあった。
つまり意外性はほとんど無し。

まぁ、実際にはB級だと思って見ていたから、
脚本の穴は後から気になっただけで観ている間は充分楽しめた。
マントヒヒみたいな顔のベロキラプトルとか(笑)





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Last updated  2007.04.05 09:45:28
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