三歩進んだら二歩下がるのだ
私達が家を内覧した時、もう一組、内覧に来ていた家族連れがいた。
私達が事前審査の申込書を書いている時に、小さな娘さんを連れた3人家族が他の不動産屋さんと共に入ってきた。ライバル出現か?
内心どきっとしたが、自分達の内覧の予定を明日から今日に早めておいて良かったと思った。
そしてその時に申し込んだローン事前審査の件について、週明けの昼に早くも連絡が来た。
なんと、属性がそぐわないとのことで審査が通らなかったのだ。収入などは問題ないが、その他の個人ではどうすることもできない部分が引っかかってしまったとのこと。予想以上に現実は厳しかった。
トントン拍子で話が進むと思っていたのに初っ端から思わぬ足止めをくらい、旦那はかなり落ち込んでいた。この日は夜なかなか眠れなかったらしい。
私は、ローン審査の通りやすい銀行がほかにないかと、自分なりに色々と調べまくった。
また、ローン審査自体についても知らない事が多かったので、いろいろなサイトをみて勉強した。もっと早くにこうして調べることができていれば…作戦を練って審査に臨めていれば、こんな風に時間をムダにすることはなかったかもしれない。。そう思うと、歯がゆかった。
私達がこうして足踏みしてる間に、他の人に先を越されて契約されてしまったら…という不安が一番大きかった。
久々に、胃が痛くなった。
次の日、文化の日の祝日。
再度不動産屋さんと会い、再度事前審査の申し込み書類を書いた。
今度は、旦那の属性でも期待できるという銀行に申し込んだ。更に、万が一そこも通らなかった場合の行動プランも立ててもらい、そのための書類も準備した。
旦那は昨日のショックが後をひいてよっぽど気がそぞろになっていたのか、書類を2度も書き損じた。
私はその間、担当の方とローン審査についていろいろ話をしていた。裏の話も聞けてすごく興味深く、勉強になった。
担当の方は、私達が思っている以上に何重にも手を回して動いてくれていた。
そのことがわかっただけでも、かなり安心することができた。
ここは大船に乗ったつもりで、この方にお任せしてみようと思った。